自分の加入している保険の内容、詳しくご存知でしょうか?

“手頃な掛金で、日帰り入院から180日までの入院や手術をカバー”“日帰り入院から、保険金日額5000円支給”等々、保険のパンフレットには魅力的な言葉が並びます。入院しなければ必要ないけど、万が一、入院したときに困る―そんな思いで保険に加入する人がほとんどではないでしょうか。

先日、『働くオンナのアクティブ乳がん闘病記』の著者である土屋美樹氏のプライベートな対談イベントに参加させてもらったのですが、そこで、あるライフコンサルタントが語った「日帰り入院保険」に関する衝撃の事実を、みなさんにお伝えしたいと思います。

 

■ 実は、入院ではなく「通院」がほとんど

土屋氏いわく、乳ガンの治療のひとつ「抗がん剤治療」という重めの治療であっても、入院ではなく「通院(外来)」メインだったとか。厚労省の『平成23年(2011)患者調査の概況』を見ても、入院患者数は2万人減少している一方で、通院患者数は52万人増加です。治療方法の変化等により、入院ではなく通院で済んでいるのかもしれません。

しかし、ここが保険の落とし穴。どんなに手厚く「入院保険」に加入していようとも、診断書が「通院」ならば、保険金は一切支払われません。

 

■日帰り入院保険は、請求したらマイナスになる場合も!

では、「日帰り入院」の場合はどうでしょう。「通院」の場合は保険対象ではなくても、「日帰り入院」をカバーする保険商品に加入していれば、診断書を保険会社に提出して請求すれば、当然ながら保険金は支払われます。

ただし「日帰り入院」の保険金日額を請求すれば、必ずしも、あなたにとって得になるとは限りません。これは、どういうことでしょうか?

保険金日額を5000円としましょう。保険会社に請求すれば、当然5000円が手に入ります。しかし、請求するのに必要な書類である「医者の診断書」は、発行するのに5000円くらいかかるのが相場。8000円くらい必要なこともあるそうです(※1)。保険金5000円を手に入れるために、あなたは8000円かけて診断書を発行しますか?

 

もらえる保険金よりも、診断書が高い。これでは、せっかく日帰り入院カバーの保険に加入していたとしても、保険金を請求したら損します。

”プラス●円の掛金で、日帰り入院からカバー。日額5000円をお支払”など、一見お得に見える保険商品であっても、本当に必要かどうか、見極めることが必要なのですね。

 

※1. ※診断書の金額は病院によって異なります。

 

【参考】
『働くオンナのアクティブ乳がん闘病記』
厚労省『平成23年(2011)患者調査の概況』