日本におけるシングルマザーの数は2010年時点でおよそ108万2千人(※1)。そのうち母と子以外の家族と一緒に暮らしている人はおよそ33万人。約76万人のシングルマザーは母子家庭として暮らしているという統計データがあります。

仕事をしながら、育児や家事もこなしている彼女たち。体力的にも、精神的にも、負担が大きくならざるを得ないのが現状です。特に家計面では、フルタイムで働くのが厳しい状況に置かれている人が多いということもあり、シングルマザー世帯の平均年収は212万円。全世帯の平均年収である564万円の半分以下となっています(※2)。「本当はフルタイム・正社員として働き、キャリアアップも目指したい。だけど、子どものことがあって難しい」という声が聞かれる中、最近注目されているのが「シングルマザーシェアハウス」です。

 

■シングルマザーシェアハウスってどんなところ?

その名のとおり、シングルマザー専用のシェアハウス。ひとつの建物をみんなでシェアして暮らす「シェアハウス」が近年急増しており、入居者どうしが協力しあいながら暮らすスタイルに共感する人たちが利用しています。その特性を活かしたシングルマザー専用のシェアハウスが話題に。入居するためにはいくつか条件があり、面談などを行なった上で入居の可否が決まります。条件や面談など入居前の審査については、物件により異なっています。

 

■残業、お迎え、子どもの急病時も支え合いながら対応

お互いの苦労がよく分かるだけに、自分にできることであれば進んで協力するという雰囲気があるため、母子家庭として単独で生活するよりも暮らしやすいと感じる方も多いようです。保育園のお迎えをお願いしたり、子どものちょっとした面倒を見てもらったり。そして時には悩み事を聴いてもらうことも。ひとりで抱え込むことなく、みんなで助け合いながら暮らせる環境になっています。

また、シェアハウスによっては週に何度か、夕方から夜にかけてシッターサービスが受けられるシステムを導入しているケースも。時間的な余裕が持てるようになったと好評です。

 

この他、別途有料サービスとして保育園のお迎え代行など各種サービスを依頼できるなど、シングルマザーにとって心強い環境となっている「シングルマザーシェアハウス」。 多様化するライフプランにマッチしたサービスだと言えるでしょう。

 

【参考】

(※1)総務省「シングルマザーの最近の状況(2010年)」

(※2)NHKあさイチ「ある日突然、シングルマザー!?」