「妊活」。

この言葉は、2年半ほど前から女性誌などを中心に世の中へ浸透しはじめました(※1)。いまではすっかり市民権を得て、昨年2012年にはビジネス誌である「東洋経済」(2012年7月21日号(※2))や「AERA」(2012年9月10日号)でも大々的に特集されるほどに。いまや「妊活」は、女性だけでなく男性にも通じる単語になったと感じています。

さて、こうした日本での浸透度も去ることながら、アメリカでは去年、妊活をテーマにした映画の制作・公開が相次ぎました。

 

■ハリウッドが描く「妊活」、さまざまな生き方のカタチ

今回、最初の1作品としてご紹介するのは、2012年制作の映画「恋愛だけじゃ、ダメかしら?(原題:What to Expect When You’re Expecting)」。日本でも昨年12月に公開されたこの作品は、全世界で3,500万部を売り上げ「アメリカ全妊婦のバイブル」といわれたベストセラー実用書が原案となっています。キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペス、マシュー・モリソンなど、ハリウッドを代表する豪華キャストが共演し、妊娠・出産にまつわる5組のカップルの多様な恋愛・人生エピソードを描いた作品です。

 

■男性目線で語られる妊娠・出産が見所に

妊娠・出産をテーマにした映画はほとんどの場合、女性目線で展開することが多いのですが、この作品の素晴らしいところは男性目線での妊娠・出産が語られている点ではないでしょうか。

“自分の彼女の予期せぬ妊娠”を突き付けられる男性を熱演した俳優マシュー・モリソンは、シネマカフェのインタビューに対し、

「自分が思っていた生き方とは違う“まわり道”をすることになったら、人としてどう変わるかとか、男としてどう成長するかを考え演じた」

と役作りについて明かしています。さらに続けて「妊娠については男性の視点も存在すると思う」とも。

 

本作品には他にも、不妊治療の末にエチオピアから養子を迎え入れることになった夫婦の決断や「父親になれるのか」と葛藤する姿、また、“イクメン団”なるパパ組織のメンバーたちが男ならではの子育てを楽しむ姿などがユニークに描かれています。観ている人をほっこり和ませたかと思えば、キュンと切ない気持ちにさせる、さまざまな人生エピソードが満載です。

 

後半ではさらに掘り下げて、日本における“男の妊活”について見ていきたいと思います。取材させていただいた体験談をもとに、万国共通ともいえる、“幸せな妊活の法則”をご紹介します!

 

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※「「男の妊活」を映画に学ぶ! 生き方バイブル【後編】

【参考】

(※1)「妊活」の商標は(株)講談社が保持しています

(※2)特集 “みんな不妊に悩んでる” にて体験エピソードを掲載しました(P60)

妊活net

映画「恋愛だけじゃダメかしら」公式サイト

シネマカフェ「男性視点での妊娠って?」