2013年3月4日、日本MOT(※)振興協会主催、内閣府男女共同参画局が後援するシンポジウム「女性の活躍舞台づくり- グローバル競争に打ち勝つためのポジティブ・アクション」に参加しました。政官産学等の各界代表の講師による議論の中、猪口邦子参議院議員が女性活用戦略について力説! その内容についてレポートしたいと思います。

 

■日本経済の再生に向けた、「女性」への期待

少子高齢化が急速に進む中、社会を支える働き手としての量的な側面に加えて、企業の経営戦略として女性人材の活用促進が競争優位に結びつく質的な側面。起業の業績の良さと女性活用との間には、正の相関があるとの報告も知られ、量と質、両面から「女性」が期待されています。

 

■世界的に明らかに劣る日本の女性活用度

全就業者に占める女性の割合は、日本も諸外国も4割台とほぼ変わらないのに、管理的職業従事者に占める女性の割合は、アメリカでは43.0%、フランスでは38.7%に対して、日本は11.9%。韓国の9.4%に次ぐ低い数字です。
政府や経済同友会が「2030年までに女性管理職比率30%」を目標と掲げていますが、このままではその達成は難しいと考えられています。ただ、これまで、韓国よりは…と構えていた日本政府、韓国の朴槿恵大統領の登場で、「国際社会における女性活用で、日本だけが遅れている」危機感が高まっているという噂も。目標達成に向け、「働くなでしこ大作戦」として、いよいよポジティブアクションが本格化するかもしれません。

 

■女性一人一人のステップアップが変革の原動力に

グローバル化が進む現代、「やまとなでしこ」だからと言って3歩下がって男性の影を踏まない時代は終わりました。

特に現在、私自身の20年弱の経験も踏まえてキャリア支援で取り組んでいる、研究分野・技術開発分野は、成果で勝負できる世界。女性ならではの周囲への心配りは忘れずに、でも自信を持って、成果をアピールしてほしいと思います。

グローバル社会で日本だけが取り残されそうな今、私たち自身の手で、できることを少しずつ始めませんか? ポジティブアクションにも背中を押され、女性一人一人のステップアップが世の中を変える原動力になる、私はそう信じています。

【参考】

※MOT :Management of Technologyの略。日本語で「技術経営」。

内閣府男女共同参画局資料 「遅れる政治・経済分野での女性の活躍」(PDF)

 

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