学生時代、男女の差別などほとんど感じることもなく、成績も優秀だった理系女性たち。会社に入ってからは懸命に仕事に取組み、それなりの成果も上げつつアラサーの年代に突入。でも、同期の男性はいつの間にか先に昇進して活躍しているのに、自分は…? 日本企業では、男女の差が歴然と存在することに疑問を感じながら、あなたも日々奮闘しているのではないでしょうか?

 

◆少数派の理系女性、学生時代の「おいしい思い出」

理系の女性は若干増加傾向にあるとはいっても、薬学57%を除けば、理学系で26%、農学系で43%、工学系では12%と、やはり少数派(一昔前の私の時代、工学部の化学系の学科では40名中ひとりしか女性はいませんでした)。 多少はモテたり、目立つので先生に覚えてもらえたり、成績優秀で表彰されたり。学生時代に「おいしい思い」を味わった経験がある方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

◆あれ? いつの間にか男女に差が…

社会人になってからは上司に与えられたテーマに真面目に取組み、それなりの成果を上げます。事実を基に鋭い指摘をすることもあり、周囲から認められていると感じる経験も積んでいく。
でも、女性に対しては、かなりの実績を積んでからしか上司は仕事を任せてくれないことも多いようです。入社から数年後、ポテンシャルを買われて仕事を任され大きく成長する男性社員と比べ、女性は伸び悩むケースが散見されます。

「28歳」。

入社後自分ならではのひと仕事を達成し、次へのステップアップ、飛躍を目指す年齢。でも、実は典型的なキャリアの壁に突き当たることもある女性のパターンを、大手企業の人事担当が指摘していました。

 

◆28歳が分岐点! 理系女性が考えておきたいこと

女性は男性に比べ、選択肢がいつも多い。30代にビジネスパーソンとしての実績をしっかりを自分のものにしたい。とすれば、転職を考えるにしても28歳はひとつのタイムリミットだと言えます。肝を据えてじっくり頑張るにも、正念場。そろそろ結婚や出産を計画するのも選択肢のひとつ。
いずれにしても、将来後悔しないように、じっくり考えるべきタイミングです。就職活動と同様に自己分析を行い、自分の資産や価値の棚卸をしましょう。「将来、どんな自分でありたいのか」ビジョンを描くのも有効です。ひとりで煮詰まってしまったら、客観的な第三者に相談することで、視野が開けることもあります。

 

女性は、不安を先取りしがち、ともいわれます。しかし「絶対」という選択はありません。ベストな選択をしたと自信を持って、選んだ道を着実に、楽しみながら一歩ずつ、進んで行ってほしい。分岐点に立つ女性を心から応援しています!

 

【参考】

平成24年度、文部科学省学校基本調査「高等教育機関 大学・大学院 関係学科別 学生数」

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