「ロボット掃除機型」——

これは、日本生産性本部が発表した今年の新入社員のタイプです(※1)。

ロボット掃除機には次のような特徴があります。

  1. 与えられた設定どおり自ら働き、定位置に戻る。
  2. 障害(段差など)に弱く、その場で立ち往生したりひっくり返ったりするものの、ダメだなぁ(苦笑)と思わせる憎めない。
  3. 事前に床上の散らかりを片づけたり段差のない部分のみ稼働させたりと、掃除環境をヒトが調整してやる必要がある。

どうやら今年の新入社員にも、似たような特徴があるようです。

 

■今年の新入社員の特徴

まず、彼らの特徴を就職活動の様子から見ていきたいと思います。3年生の10月から長期にわたり、企業の倫理協定により、活動開始が2ヶ月も遅れたのですが、活動内容は従来と同じ。予定の後ろ倒しに大きな抵抗を見せなかったものの、人知れずジタバタしたこともあったことでしょう。与えらえた課題に素直に自律的に取り組んだ姿に、従順さを見出せます。

また、産経新聞の配信記事(※2)によれば、彼らの約80%は「上司や先輩と飲みに行きたい」。最も多かった理由は「コミュニケーションをとりたいから」(約91%)でした。こんなことを言われたら、ちょっとデキが悪くても許せそう。

これらをよく見てみると、冒頭で挙げたロボット掃除機の特徴1・2と共通している点があることが分かります。

 

■ コミュニケーションに配慮を

ここ最近の若手には「とりあえずやってみて」が通じず、やる理由の明確化を事前に求める傾向が見られます。「考えながら動け」と言われた世代から見ればいささか物足りないのですが、行動よりも思考が先立つことが特徴だと捉え、面倒がらずに説明してあげましょう。

また、先輩とコミュニケーションをとりたい彼らの願望を活用してみてはいかがでしょうか。仕事を任せきりにせず、こまめに声をかけたりアドバイスしたり、彼らを気にかけているサインを送るのです。このような環境ならば、新入社員はきっと力を発揮できます。

 

誰かの成長を間近で見ることは、見る側にも意外な成長をもたらします。新入社員に積極的に関わることで、あなたの日々がさらに輝きますように!

 

【参考】

(※1)公益財団法人日本生産性本部 平成25 年度 新入社員のタイプは「ロボット掃除機型」2013年3月26日発表

(※2)2013年3月15日 Yahoo! ニュース「新入社員の8割 上司や先輩と飲みに行きたい」(産経新聞)

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