前回は「いつか産みたい」と思う働くアラサー女性たちが抱くお悩みについてご紹介しました。今回は、中でも未婚女性に焦点をあて、「早く産まなきゃ!」という気持ちと「とはいえ結婚相手探すのが先だし…」という気持ちの間でゆれる心の葛藤に注目します。

 

4月9日、「不妊治療助成-39歳まで-有識者会議で検討へ」というニュースが流れました。厚生労働省の研究班は、40歳以上の妊娠は医学的な有効性や安全性が低いとし、「公的助成に年齢制限を設ける場合、39歳以下とするのが望ましい」とする報告書をまとめたようです。40歳で線引きしたことで、ネット上では当然のように賛否両論が巻き起こり、「40歳以上でも健康的に出産する人だっている」や、「妊娠には適齢期があるということを社会に浸透させるためにこの線引きは妥当」などさまざまな意見が出されました。

 

■妊活ネタが婚活を焦らせる

こうした活発な意見交換の裏で、適齢期にさしかかっている独身女性は複雑な心境を覗かせています。33歳のAさんは、「39歳って具体的な数字を言われてしまうと、なんだかカウントダウン宣告のようですよね…」とポツリ。彼女自身は検査をしているわけではなく、助成どころか不妊治療自体に全く無縁な人かもしれません。それでもこうしたニュースには反応してしまうと言います。「卵子の数がどんどん減っていく、っていう“卵子の老化”の話も一緒ですよね」。

妊娠についての正しい知識を得るのはとても大切。高齢出産のリスクを知らず、35歳を越えてから焦ってクリニックに駆け込む人も少なくない今の時代、知識があることはとても大切だと思います。でも、未婚のうちからこうしたある種“ネガティブ”な情報にばかり気を取られてしまっては、焦りを加速させてしまうだけのような気もしてしまいます。

 

■検査のハードル

既婚女性や、結婚を控えた女性が焦らないわけではないのですが、確かに彼女たちのほうが、当事者意識が強いので検査や治療を身近に感じられるでしょう。反面、独身女性は、婦人科の門をくぐること自体に勇気がいるのではないでしょうか。

「自分は産めるのか、単刀直入に知りたい」と思う反面、「知ってどうするのだろう」という思いも同居。「なんともないと分かればそれはそれで安心材料だから検査に行きたい」という人がいる一方で「もしなにか異常があったとしても、パートナーがいない以上、どうしようもない」と言う人も。さらに、「仮にどこか悪いところがあって治療を勧められたとしても、そこに時間とお金を裂くのであれば、婚活にお金を裂きたい」とキッパリ話す人までさまざまです。

 

そこで次回は、結婚と妊娠・出産の間で揺れる彼女たちのリアルな胸のウチに迫るとともに、婚活で大切にしてほしいポイントについてお伝えしていこうと思います。

 

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※「婚活も妊活も!? 焦るアラサー独女の胸のウチ【4/4】

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【参考】

Yahoo!ニュース 2013年4月9日『不妊治療助成「39歳まで」有職者会議で検討へ』(読売新聞)