同じように働いているのに「保育所に入所できた」「できなかった」…。

保育所に入れるための活動、通称「保活」において、こうした差が出てしまう背景には、各自治体が設けている保育所の入園基準によって選考が行われていることがあります。では一体、入所基準とはどんなものなのでしょうか?

 

■「保育に欠ける」が前提にあります

保育所に申し込むには、『家庭で十分な保育ができない状態にある』ことが前提となっています。これがいわゆる“保育に欠ける”状態。とはいえ、この前提があっても保育所には定員があるため、全ての子どもが希望の保育所に入所できるわけではありません。「入所できた・できなかった」となってしまうのは、入所基準によって振り分けられてしまうからなのです。

 

■入所基準は「前提+α」

各自治体でほぼ統一された入所基準には

  • 日中、保護者が就労している
  • 保護者に出産する予定がある
  • 病気または心身に障害がある
  • 保護者が同居の親族を常時介護している
  • 災害の復旧にあたっている

などがあります。ただ、これらの基準だけでは同じ条件の家庭が多くあるため、さらに内容を細かくし、振り分けをして入園の決定をできるようにしています。

区市町村によって違いがあるのですが、ここでは世田谷区を例にとってみます。

世田谷区の場合はポイント加算制となっています。親が週5日以上かつ40時間以上働いている場合は、50ポイントが付与されます。週5日以上かつ37時間以上働いている場合は、45ポイントが付与されます。つまり、8時間労働となっている人と、7.5時間労働となっている人では、ここで5ポイントの差がでることとなるのです! 同じように働いているにも関わらず、時間で差をつけているのですね。

さらに、兄弟が保育所に通っている場合はポイントが足されたり、60歳未満の祖父母が同居しているとポイントが引かれる等して、最終的なポイントが出ます。このポイントが基準となり、入所に大きく関わってきます。

 

■基準の中身、地域によって本当に違います!

ここでは世田谷区を例に挙げてみましたが、お隣の目黒区や大田区ではまた違っています。入所基準が統一されれば分かりやすいのですが、現状はバラバラなのです。

保活を上手に行うための情報収集項目のひとつに入所基準も入れて、希望の園に入れることを願っております。

 

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