今、ビジネスシーンは急速にグローバル化していると言われています。あなたの仕事は、10年後も日本で生き残っているでしょうか?

 

■グローバルに通用するキャリアとは?

最近、大手企業のグローバル社員研修などで活躍する講師の話を聞きました。そこでまず提起されたのは、「グローバルな人ってどんな人?」という問い。ビジネスシーンにおいてグローバルに活躍できる人材を一言で言い表すのは とても難しく、どんな国で、何を商売とするのかによって求められる要素はまったく異なります。グローバルに通用するオールマイティなキャリアなんて存在しないのです。

 

■国内マーケットで勝負できる「ジャパンプレミアムキャリア」

グローバル化が叫ばれる中で意外と見落としがちなのが、国内マーケット。 日本は経済成長こそ低迷していますが、依然として1億人の市場です。ここで私が注目したいのは、日本人だからこそ築ける「ジャパンプレミアムキャリア」 。渡邉正裕氏の著書『10年後に食える仕事、食えない仕事』には、将来海外の人材との競争にさらされる職種と、ジャパンプレミアムの高い職種が分類されています。

たとえば、ITプログラマーやコールセンタースタッフなどは否応なしに海外の安い人材に仕事を奪われていく。逆に、日本人でなければわからない価値観・趣向の理解を要する不動産業や弁護士などは、日本人メリットを活かしたジャパンプレミアムキャリアとして生き残りが期待できるというのです。

 

■日本人メリットを活かして働くには

よく、外資系企業の日本法人の人事部の方々とお話をしているとこんな話を耳にします。

「採用面接で毎度、誤解を解くのがめんどうなのが、 外資系企業だから英語を活かしたいとか、国際的な仕事をしたいとかいう人」

たしかに、業種によっては海外本社とのやりとりのために英語が必要かもしれません。ただ、基本的に日本ローカルの拠点ではマーケットも日本ですから、国内市場に詳しく自社の商品を売れる人が必要です。日本人を相手にしたサービス・商品は日本人がいちばん適しているのです。

また、日本ならではの文化・伝統・味覚・価値を売り物にするビジネスは国内はもちろん、海外へそれを売ることも可能となり、日本人メリットが活かせますね!

 

■10年後の敵は誰か?

最近、キャリアカウンセリングで言われることに 「将来は海外移住も考えているので海外でも通用するキャリアを身につけたい」ということがあります。

では、皆さんは今の仕事では、誰が顧客でどんな売り方が必要で、今後どこの国に必要とされる可能性がありますか?

一度こんな視点から自分のキャリアを分析してみると、将来あなたのキャリアが海外でも通用するか見えてくるかもしれません。

10年後、あなたはどこで何をしているのかによって必要なキャリアも競争相手も変わります。さあ、あなたはジャパンプレミアムで勝ちますか? それとも、グローバルな場で勝ちますか?

 

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【参考】

渡邉正裕(2012年)『10年後に食える仕事、食えない仕事』東洋経済新報社