「妊活は2人の協力が必要不可欠」。

私はこれまでの記事でもお伝えしてきました。どちらか一方だけが頑張っても(やれないわけではありませんが)、なかなかうまくいかないのが妊活のデリケートなところ。そしてこの協力体制に欠かせないのがコミュニケーションです。一般に夫婦関係というのは月日を重ねるほどツーカーの仲になり、「なんとなく分かってくれるよね」と思い込むことが多くなるもの。もちろん、日常生活はそれでうまくいくことも多いでしょうし、長年連れ添う夫婦の関係はそうしたものなのだと思います。

ただ、妊活をする夫婦はちょっと注意が必要です。「言わなくても分かっているはず…」そうした思い込みが思わぬ夫婦間のコミュニケーションのズレを生んだりケンカの元となることもあるからです。

今回は、ベビ待ちカップルが円滑にかつ円満に妊活できるよう、コミュニケーション上で気をつけたい6のヒントをお伝えします。まずは、我が家が経験した事例をもとに夫と妻、それぞれの視点での妊活を捉えていきましょう。

 

【事例】

妊活をはじめて3ヶ月。クリニックでは妻の月経周期に合わせた検査が続いており、今日は卵管造影検査(※1)が控えている。「検査はどうやらけっこう痛いらしい(※2)」。

ネットで情報収集をしては憂鬱になる妻に、夫は「今日は飲み会断って直帰するよ。頑張ってね」と伝えて仕事に向かった。フルタイム勤務の妻は会社を早退してクリニックに向かい、夕方、検査は予定どおり終了した。

夫はいつもより早く帰宅。部屋着に着替えるその横で、妻はおもむろに話しはじめた。「検査ね、思っていた以上に辛かったの」。すると夫は、「そっかー。で、結果はどうだった?」と返答。すると妻の顔がみるみる変わり、「あなたはどうしてそんなに冷たいの?」と声を荒げた。突然のことに夫は驚きつつも妻の態度に腹が立ち、「俺だって飲み会断って直帰してきたんだぞ! せめて一緒にご飯食べて励まそうと思って帰ってきたのにその態度は何だ!」と声を荒げた。

 

いかがでしょうか?

一見、お互いによくコミュニケーションをとり協力し合っているように見えますが、些細なことがきっかけで思わぬケンカを勃発させてしまった事例です。妊活中のカップルには似たような経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

“ズレ”を生んでしまうのには理由があります。

次編では妻と夫、それぞれの言い分から整理し、妊活中のカップルが注意したいコミュニケーションについて考えていきましょう。

[執筆:渡辺 さちこ]

 

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【参考】

(※1) 特殊な器具で子宮口に蓋をして造影剤を注入しその液が子宮から卵管へ流れていく様子をレントゲンで見る検査
(※2)痛みの感じ方には個人差があります