■ せっかく会社を辞めたのに、同僚がほしい?!

組織の人間関係や枠組みから解放され、「自由」を謳歌できることがフリーで働く魅力ですね。でも、人恋しくなって起業家交流会やセミナーに通いだす時期もあるのではないでしょうか。フリーのデメリット「孤独感」と「アイデアの限界」を感じるようになるからです。今回はそのデメリットを打破し、フリーを楽しむ働き方「コワーキングスペース」についてお伝えします。

 

■ レンタルオフィスとは違う、コワーキングスペースとは?

「コワーキングスペース」とは、異業種の人達が仕事場を共有しながら、コミュニケーションを積極的に取ることで知恵と情報をシェアし高めあっていくワークスタイルが実践されている場(※1)です。一方、共有スペースに複数の個人事業主が入っているレンタルオフィス(※2)では、コミュニケーションをとる機会が少なくコラボレーションが起こることもあまりありませんでした。

コワーキングスペースでは通常、区切られていないスペースで一緒に仕事をします。雑談からアイデアが生まれることもあります。また、メンバー同士が知識をシェアするセミナーも開かれます。アイデアや知識をシェアすることでコラボレーションにもつながり、事業を高めあう場になっているのです。

 

■ どのコワーキングスペースを選ぶ?

運営する会社や人によって集まるメンバーも変わってきます。クリエイターの集まる場、社会問題解決型、子育て中の方のための託児スペース付等様々です。また、場所や建物や仕事場の雰囲気ももちろん違います。気になるコワーキングスペースを見つけたら、まずは開催されているセミナーに参加したり、一日利用などで自分との相性を確かめてみるのがよいでしょう。

 

■ フリーで働きながら、会社員時代の「組織の良さ」も取り入れる働き方

利用するメンバーはコワーキングスペースを拠点に営業や打合せに出かけます。コワーキングスペースは「拠点」であって「常駐すべき場所」ではありません。一日単位の利用方法を利用し、数か所のスペースを併用している方もいます。必要なときにメンバーと交流し自分を高めていく場、それがフリーでありながら組織の良さも取り入れた働き方ができる「コワーキングスペース」なのです。

[執筆:島谷 美奈子(キャリアコンサルタント)]

 

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【参考】

※1)佐谷恭,藤木穣,中谷健一(2012)「つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう」洋泉社
※2)特定の運営主体が設備や内装を整え「すぐに使える状態」になっているオフィスを特定の条件で貸すサービス。