最近、ママ友の間でお互いの格付けを行う”ママカースト”なるものが話題となっています。 夫の職業や収入、持ち物や住んでいる家、子供の見た目や能力等々、母親を取り巻く生活が様々な切り口で比較されるとのこと。 では、ワーキングマザーはどんな位置づけなのでしょうか?

 

■ ママ友漫画にみるママ達の世界

ママ友同士の関係性やそこから発生するトラブルは近年、ドラマや小説など様々な形で世を賑わせています。漫画『ママ友のオキテ。』の著者である又野尚さんが、ママ友の世界について、最近のテレビ番組で解説されていました。ママ同士は合った瞬間に、服装や持ち物(ママと子どもの両方)をチェックし、雰囲気で自分との共通点があるかをすばやく確認するとのこと。それだったら、社会人同士でもやっていることでは? と思いますが、ママ友さんは基本的に近所に住んでいるので、普段着の姿も見られているし、お互いの家にも行ったりします。生活全般をひっくるめたお付き合いになることが、仕事上の友達との最大の違いかもしれません。

 

■ ワーキングマザーの位置づけは?

3歳児の母である筆者も、勉強のため『ママ友のオキテ。』を読ませていただきました。ワーキングマザーは、ママ世界ではどうなっているのかドキドキしながら読み進めると、なんとほとんど登場しません。保育園では夕食直前まで子供は預けれられいますし、小学校にあがると平日昼間の学校行事にはほとんど参加できないので、ママ同士で交流する機会が少ないのです。ワーキングマザーは、夜または土日の飲み会にはやってくる存在として描かれていました。ワーキングマザーはママ友世界には存在感が薄いようです。私も実際、平日は仕事、休日は家族との時間を確保するのが精一杯。ママ友さんと交流する時間がありません!

 

■ そもそもワーキングマザーにママ友はできるのか?

ワーキングマザーの場合は、平日に保育園ママ同士でお話をする機会は、意外と無いもの。送り・迎えの時間はバラバラで、ママが来るとは限らない(パパや祖父母、シッターさん等)ため、立ち話をするチャンスはなかなかないのです。筆者自身、さみしいものだなと思っていたのですが、昨年、保護者会の役員を引きうけたところ状況は変化。保護者会の仕事ついでにたくさんお話やメールをする機会に恵まれ、育児情報や地域情報などの有益な情報交換だけでなく、たまった育児・家事のグチも発散し、相当なストレス解消となりました! なんとかチャンス活かせばママ友ができるものです。

 

■ ママ友は大切な仕事仲間

ママカーストなどと揶揄される通り、価値観や世代、生活環境が異なる人と「子供がいる」という共通点だけで友達になるのは煩わしい…、出産前は筆者もそう思っていました。でも、出産と育児というのは予想以上の大仕事。仕事に匹敵、いや生活を巻き込んでいる分、仕事以上の大変さがあるので、「母親である」というだけで同士のような気持ちにもなります。悩みを共有し、励まし合い、お互いの子供の成長を喜び合う仲間にもなれます。そこには生活レベルの違いなんて吹き飛んでしまう価値があります。ワーキングマザーでも母親であることには変わりません。いい仲間を作って楽しく子育てしましょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー) ]

 

【参考】

又野尚(2011)『ママ友のオキテ。』ぶんか社