再就職や転職相談に訪れる30代以上の女性5人のうち3人の第一声は、未婚・既婚を問わず「派遣で働くのはちょっと…」と仰います。主な理由の一つは、「30代後半になると仕事がなくなるから」。果たして実態はどうでしょうか。統計データを参考に、考えてみました。

 

■ 35歳限界説は過去の話?!

総務省統計局による労働力調査(※)の平成25年1~3月平均によれば、派遣で働く女性の約66%は35歳以上。35歳~44歳の年代が全体の34%を占めています。派遣で働く女性の何割が35歳以上なのか、過去の同時期の数値を確かめてみました。そうすると、なんと平成20年には50%を超えていることが判明。5年も前です!

同じ年に起きたリーマンショックの影響か、その後しばらく46%程度に留まったものの、平成22年に53%となり、以降50%以上を維持しています。

このことから、職場で必要とされる人は、35歳を過ぎても継続して派遣先を紹介されていると考えられませんか? 事実、筆者の同世代の友人たちは40代ですが、継続的にフルに仕事をしています。しっかり仕事をしているならば、年齢を理由に不都合が生じることはなさそうです。

 

■ 若いコの方がいい?

「同じ仕事をさせるなら、若いコの方がいいんでしょ」と、女性自身が口にします。確かに、正社員採用ならば、企業は採用コストや人件費を回収するためにも「長く働ける人」との視点で、20代が有利になることはあります。一方、「職場の女性=職場の華」とみなした時代もありましたが、現在ではそんな悠長なことを言える職場は少ないことに、誰もが気づいているはず。

自分の業務は自分で行うことが基本。だからこそ、同じに見える業務も人によって差が出ます。このことを意識して、周囲が働きやすいように一工夫、気配りできることは、職場で必要とされるかどうかの分かれ道なのです。

「若いコの方が…」は、自分に自信がないことを年齢のせいにした言い訳に映ります。とてももったいない。

もし、ちょっと怠けてきちゃったかな…と感じるなら、今日から変えましょう。大丈夫、いつからでも変えられます。自分に自信を持ったうえで、自分の状況や希望に合う働き方を選びましょう。これからのあなたを応援しています!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント)]

 

【参考】

「労働力調査 長期時系列データ」総務省統計局