「街コン」や「婚活列車」、保険外交員までが縁結びを手助けするサービスまで。いまや婚活は一大ビジネスになっているようです。逆にいえば、これまでの時代にないぐらい今は「結婚が難しい」時代になっているともいえます。親世代が当たり前のようにしてきた「結婚」。自分たちも当然そのステージになれば結婚するのかと思っていました。しかし、現実はなかなか厳しいという声が多く聞かれます。

 

■増えた恋愛結婚

何故こんなにも活発な婚活合戦が繰り広げられるようになったのでしょうか。

国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、昔は多かった「お見合い結婚」が下降の一途をたどり、反比例して「恋愛結婚」が伸び、いまや結婚のうち88%以上が恋愛結婚に。ロマンティックな結婚が増えたということは、逆にいえば昔は親に頼っていた部分も自力で相手を見つけねばならなくなったということでもあります。

 

■長続きする3つのポイント

では、何を手掛かりに相手を見つけたらよいのでしょう? 「ビビビ!」という直感?
意外にも、結婚した先輩たちに話をきくと「この人だという直感が働いた」と回答する人は多いのですが、それではこれから結婚しようという人たちにはあまり参考になりません。そこで、幸せな結婚をした10年目前後の先輩たちに「幸せな結婚が長続きするコツ」と聞いてみました。

回答は様々でしたが、共通して良く聞かれたのが、以下3つのようなポイントがあげられました。

 

1.「(年月経った今でも)相手のことをリスペクトしている」

「自分にはない社交性を相手がもっている(30代男性複数)」とか、「自分にはない考え方で物事をまとめてくれる(30代女性複数)」という意見が多く、私が勝手に想像していた「美人で料理が上手な奥さん」のような「美」や「家事スキル」、男性であれば「年収」とかそういうわかりやすいところではなく、もっと本質的なところで相手をリスペクトしあっているところが面白いなと思いました。

 

2.「自分らしくいられる」

「(相手の理想像になろうとして)自分らしくいられない相手とは一緒に暮らすのがしんどいと思う。(20代女性)」。結婚生活は良いところも悪いところも見せるもの。毎日背伸びをして暮らすのはしんどいのでしょう。「(悪いところも含めて)貴方は貴方のままでよいのだ」とお互いに認めあいつつ、二人でいてもありのままの自分でいつづけられること、それってすごく大事なポイントですよね。

 

3.「結婚は妥協ではなく、赦(ゆる)しあい」

「よく結婚って妥協っていうけど、妥協だとうまくいかないと思う。相手を赦し、相手からも赦してもらうってことじゃないかな。(30代女性)」。よく「結婚前は両目を開いて相手を見て、結婚後は片目をつぶる」といいますが、完璧性を相手に求めず、多少のことには目をつぶる心の余裕が長続きのコツのようです。

先輩既婚者たちの意見は参考になりましたか? 後編では、彼らの意見をふまえ、より具体的に結婚後のステージを想像しながら、夫婦の在り方について考えてみたいと思います。

[執筆:マキコ・アサエダ(産後ライフプランナー)]

 

【参考】

「結婚と出産に関する全国調査」国立社会保障・人口問題研究所