赤ちゃんや子どもに「読み聞かせをしましょう」と耳にしたり、育児書に書かれていたりすると思います。読み聞かせのことを知ってはいても、その効果や必要性はよく分かっていなかったり、母親自身が本を読むことが苦手だから実行していないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

■ 読み聞かせとは? その驚きの効果!

読み聞かせとは、ずばり、コミュニケーション方法のひとつです。赤ちゃんや子どもに本を読んであげることにより、子どもの発達・成長に良いとされていて、近年の子育てではとても注目されています。外国の例になりますが、複数の医師から精神的にも発達的にも遅れているといわれた、複雑な障害を持っていた女の子が、生後四カ月から一日14冊の本を読み聞かせたところ、5歳になるころには、平均よりはるかに知性が高くなり、本も読めるようになっていたそうです。

 

■ 読み聞かせの効果は?

読み聞かせの効果としては、主に下記のようなことが挙げられます。

  • 子どもの安心、精神安定につながる
  • たくさんのことばを覚える
  • 物語にたくさん触れることにより、感性が養われる
  • 親子のスキンシップになる
  • 本が好きになる

 

■ 読み聞かせを始めるタイミングは、いつがいい?

始めるタイミングはいつでも! お腹の中の赤ちゃんに向かって読んであげてもいいのです。ママの声を聞いた赤ちゃんは、きっと安心して過ごすことでしょう。また、既に小学生になってしまった……という場合でも、遅くはありません。やってみようと思った時がベストタイミングなので、一緒に楽しみながら実行してみてください。小学生の場合は、親が読むだけではなく、子どもに読んでもらう事ができるかもしれません。

 

■ 読書が苦手なんだけど…という場合は?

保護者自身が、本を読むのが苦手というもいらっしゃると思います。また、声を出して読むのは恥ずかしくてできないという場合もあるかもしれません。

本を読むのが苦手な場合、紙芝居でもキャラクターものの図鑑のようなものでも、できそうなことから始めてみてはいかがでしょうか? また、声を出して読むことが恥ずかしくてできない場合は、間違えてもいいので声を出してみてください。それでも自分で行うのは辛いという場合。その場合は夫に読み聞かせ担当となってもらったり、読み聞かせをしているサークルに参加してみたりと、自分でやらなくてもいい方法を考えてみることも選択肢のひとつです。

 

読み聞かせはとてもいいものです。ぜひ、周りを巻き込んでいきながら、上手に子育てに取り入れてみてください。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]

 

【参考】

ドロシー バトラー(2006)『クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々』のら書店