いよいよ7月21日に参議院の選挙が行われます。各党ともに、マニフェストの中に子育てに関する事項を盛り込んでいますが、子育て中の保護者の方々は、やはり育児・保育に関わるマニフェストが気になるのではないでしょうか?

 

■ 頻出キーワードは「待機児童」

やはり、待機児童は現在注目のキーワードとなっているようです。日本維新の会以外は、各党ともに表現の違いが多少あるものの、「待機児童解消」について挙げています。

しかし、実施期限を設けているのはほんの一部。そのため、待機児童の解消をどこまで取り組もうとしてくれているのか、少々疑問が残ります。

 

■ ちょっとした疑問が……

各政党のマニフェストをみると、一つ疑問が生じてしまいます。それは、「待機児童問題に関心がある議員さんは、実際にどのくらいいるのか?」ということ。疑問を感じる理由は、全体的に今課題になっている「待機児童問題」に便乗しているような気がしてならないためです。

たしかに「待機児童」は社会的な問題となっているので、危機感を持って挙げているのだと思います。ただ、保育所不足を真剣に考えているならば、もっと違った目線の内容を挙げられるのではないかと思えました。

例えば、待機児童数のカウントについて。潜在的な待機児童数をカウントしていないため、「潜在的な待機児童数のカウントを含めて、待機児童解消に向けます」と掲げられていれば、本気で待機児童問題に取り組んでもらえるかもしれないと期待ができます。

また、各市区町村で違っている保育所入園の入園審査。ポイント可算制が多いのですが、各自治体で方法がバラバラなため、統一されれば分かりやすくなるのではないかと思います。

その他、保育料も各自治体によって設定金額が違います。上限金額の差を統一できれば、保育所選びに迷った場合に、自宅の近所であっても、異なる自治体の勤務先の近所であっても、金額による制約で選択肢が制約されることはなくなると思います。

 

■ 財源についてはマニフェストになし

どの党とも、財源についての記載が特にないため、より実現性が乏しく感じられてしまっているのではないかと思います。また、どの党とも同じような内容ばかりなため、育児・保育の政策で支援する党を考えるのは難しいかもしれません。
しかし、子育て中の今だからこそ、政策にいっそう興味を持つチャンス。今回は各政党のマニフェストを調べてみるのもいいかもしれません。

 

選挙まであとわずかです。貴重な1票を大切に、自分のコレ!と思った政党に入れましょう!

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]