チームリーダーにならないかという打診があると「私には荷が重い」と考えてしまう女性は多いもの。そこにはリーダーの理想像とは自分はほど遠いから、という理由があるのではないでしょうか。そこで今回は、部下からよく聞く“頼れる女性リーダー像”についてお伝えします。

 

■ 失敗や弱みを見せられる

仕事ができていつも完璧。疲れも見せたことがない。そんなリーダーの場合、実は、部下はプレッシャーに感じていることが多いもの。ミスがあった場合に許してもらえないのではないかと思い、相談しにくいと距離を取るようになります。

その「距離」を感じた時には、新人の頃の失敗談を話したり「今でも○○は苦手」などと弱みを見せるようにしましょう。リーダーでもそうだったのか! とホッとして相談しやすくなるものです。

 

■ 感情コントロールができる

女性は気配り力があるからこそ、相手の気持ちになって感情が高ぶり、態度に出てしまうことがあります。深刻な事態の時に「また感情的に怒られるのではないか」と、リーダーへの報告を後回しにする部下もでてきます。

そんな「態度の変化」を感じるようになったら、行動を変えてみましょう。感情が高ぶりそうになったら、別の部屋へ行って一呼吸、表情を整えて戻りましょう。注意する時は個別に、褒めるときは大勢の前でとメリハリをつけましょう。

 

■ 家庭人の顔も見せる

リーダーが育児・介護などのライフイベントに直面している場合、それまでと変わらず仕事もこなしていると、部下からは「家庭も仕事も頑張りすぎていて痛々しい」という印象を持たれていることも多いのです。

そんな時は家庭の事情も伝え、信頼できる部下に自分のサポートをお願いしてみましょう。次のリーダーとして育ってほしいと伝え、権限を委譲していくのです。家庭の事情を伝えることで、人間性がわかって親近感がわきますし、若手からすれば、将来自分が仕事と家庭を両立する時の参考になります。

 

■ リーダーは一人では存在できない

部下が警戒する女性リーダーは、完璧主義、感情的、家庭も仕事も一人で抱え込むの3タイプです。逆に考えると、弱みもオープンにし、感情のコントロールができて、家庭の事情も持ちながらチームメンバーの協力を得て働く女性リーダーは、頼られ信頼されるリーダーなのです。まずは自分から心を開き、ありのままの自分を伝えることが信頼につながります。リーダーへの一歩は、今すぐに始められますね。

[執筆:島谷 美奈子 (キャリアコンサルタント)]