27歳以降・未婚女性の転職相談では、「育児休業をとりやすい会社に転職したいのですが」という内容が多いです。実は特に予定がないという女性もいますが、今後に備えたいという気持ちなのでしょうね。

 

■ 20代女性の結婚観

調査(※1)によれば、20代女性で「結婚したくない」と考える人はわずか14.8%。この世代は、結婚する自分を想定したライフプランを描いているといえそうです。結婚後のことまで想定している女性もいることでしょう。

また、20代前半女性の67.8%は「結婚しても仕事は続けたい」、20代後半女性で49.4%。ライフプランを描くには、自分だけの意思ではなくパートナーや家族の意思も尊重し、働き方で折り合いをつけても良いと考える女性像が浮かび上がります。それにより、転職も辞さないと考える女性もいることでしょう。それゆえの、冒頭のご相談です。

 

■ 「育休」をとりやすい会社はあるの?

労働政策研究専門機関の調査結果(※2)から、育児休業制度の有無を察するポイントは、

  1. 従業員規模は30人以上であること。100人以上の規模では、約90%が制度あり
  2. 育児休業ニーズがあると想定される40歳未満女性正社員がいること

この2点が目安になりそうです。しかし、制度があれば、育休をとりやすいのでしょうか。

同じ調査から育児休業取得率を見てみましょう。休業規定がある場合、従業員規模が30人未満、30~49人の企業で各72%、50~99人未満の企業で70%と、大差ありません。一方、休業規定がない場合、30人未満企業は30%、30~49人企業で32%ですが、50~99人企業では22%と低い数値に。とはいえ、従業員規模が小さく企業に休業規定がないとしても、育休を取得する女性がいることは、あなたの励みになりませんか。

企業規模や制度の有無にこだわり過ぎず、仕事を続けたいと言えるほど打ち込めるか? という視点で考えることで、道を開いていきましょう。

[執筆:五十嵐 ゆき (キャリアコンサルタント)]

 

【参考】

※1. 株式会社ツヴァイ「ツヴァイ結婚意識調査2013」pdf
※2. 独立行政法人労働政策研究・研修機構「中小企業におけるワーク・ライフ・バランスの現状と課題」2013年5月20日発表