「今の職場では自分が第一号の育休復帰者となってしまうので、前例のある会社に転職したい」というご相談をよく受けます。 しかし、企業としては前例があっても、所属する部署で初めてとなれば状況は同じ。そこで、育休復帰者第一号になった時にうまく乗り切る3つのポイントをお伝えします!

 

1. 1年間は熱を出すと覚悟

厚生労働省発表の「平成24年度 雇用均等基本調査」(※1)によれば、女性の育児休業期間は、「10 か月~12 か月未満」が33.8%と最も高く、子どもが1歳未満で職場復帰している方が多いことがわかります。どんなに丈夫な子どもでも、育休復帰からの1年ほどはよく熱を出します。看病のため仕事を休んだり早退せざるを得ない状況ですが、それも子どもが2歳を過ぎるころまでと割り切りましょう!

 

2. 子育ての常識を周囲へ啓蒙

出産経験の有無に関わらず、小さい子どもに関わったことが無い方にとっては、子育ては何が大変なのかさっぱり分からないもの。子育て経験が無い上司や同僚が多い職場では、働くママの側から啓蒙してしまいしょう!

・保育所のルール:
保育所のお迎え時間は、非常に時間厳守。特に公立の認可保育所の場合はお迎えが遅れると子どもは職員室に立って待たされるケースも。ですから、お迎え時間に間に合うよう会社を出る時間も厳守が常識!

・体調管理のルール:
子ども特有の病気は意外に多く、おたふくや水ぼうそうなど行政で指定された感染症の場合は、完治証明が病院から出るまで保育所に預けられませんので要注意。アレルギーがあれば、定期的に病院で検査や予防接種も多いのが幼児の子育ての重要ポイント。

仕事影響する事柄については普段から周囲の方へ状況を説明しておくと、お互い不要な心配をせずに済みます。

 

3. 人事部を味方に

平成21年度以降、育児介護休業法が改正され、「時短勤務制度」や「所定外労働(いわゆる残業)の免除」が義務化し、子育てとの両立がしやすくなりました。しかしこうした細かい労務のことは管理職の方々はご存じないケースも多いのです。職場での対応に疑問を感じた時や、会社の制度を知りたい場合は人事部に相談し、顔見知りになるとサポートを受けやすくなりますよ。

 

上記3つのポイントを実践し、周囲を巻き込んで少しでも働きやすくしてみてはいかがでしょうか。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]

 

【参考】

※1 厚生労働省 平成24年度「雇用均等基本調査」(平成25年7月4日発表)」
※2 東京都福祉保健局 「保育所等を対象とした児童施設調査及び3歳児全都調査」(平成22年4月22日発表)