共働き夫婦にとって、子どもとの時間をどうやって作るかは共通する悩みですよね。子どもに接する時間が短くても「密度の濃い時間」を過ごしていれば大丈夫、とはよく耳にしますが、具体的にはどんなふうに過ごせばいいのでしょうか?

 

■ あなたの育児時間はどれくらい?

仕事をしながら働くことを決めた瞬間、子供と一緒に過ごす時間が短くなることは自明の理。実際には、同じ“働くママ”であっても、「短い」の内容にはかなりの差があります。

パターン1:
時短を取得し、パパやママが18時くらいまでにお迎えし夕食~就寝までは一緒に過ごす。3~4時間の時間を子どもと共有。

パターン2:
フルタイムで定時ダッシュでお迎えへ。保育園は19~20時ごろまで延長保育で対応。残業して間に合わない時はお迎え代行も活用。夕食~就寝までの2~3時間の時間を子どもと共有。

パターン3:
フルタイムで残業もいとわず産前の業務量をキープ。保育ママや祖父母にお迎えから寝かしつけまで任せ、子どもが就寝後帰宅。夜に子どもと過ごす時間は平日ほぼゼロ。

 

よく保育士さんがアドバイスしてくれる「密度の濃い時間」説。子どもに集中する時間を作り、向き合って遊ぶ、お話を聞くことを実践すれば大丈夫と言われますが、パターン1や2でも家事と平行しながら過ごしているため、子どもと向き合える時間は1時間とれれば良いほうではないでしょうか。さらにパターン3では、ほとんど子どもと遊んだりお話する時間は持てません。

夜に子どもと過ごす時間が無い場合は、朝の時間に子どもと遊ぶパパやママもいます。努力しないと「濃い時間」そのものを作り出せないのが現実なのです!

 

■ 子どもの状態を知っていますか?

それでは、1日時間子どもと過ごせば大丈夫なのでしょうか? 時間で考えるのはナンセンスだと頭では理解しているものの、「密度の濃い時間」が過ごせているのかつい不安になりませんか? 実際、筆者も子どもと一緒に過ごしていても、家事をやりながらの相手になってしまうため、「忙しさ」と「子どもとの密度を濃くすること」の葛藤に負けそうになります。

そんな時、ある子育ての大先輩から質問されたことがあります。「あなたのお子さんは何歳? その年齢の子供と信頼関係を築くにはどうすればいいと思う? 今日あなたのお子さんは健康面、精神面でどういう状態? 今日のお子さんは保育園(学校)で何をしている?」これに即答できれば、子どもが今どういう状態が把握できているということ。そうすれば、子どもとの会話もはずむし、何かトラブルを抱えているかもわかります。

「密度の濃い時間を過ごす」ということは、愛情を伝え、相手の様子を常に把握すること。筆者はそう理解して、まさに今、育児に取り組んでいます。相手は大人でなく子ども。時にはたっぷり時間をとって、心の距離を縮めていきたいものです!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]