あなたは、「この仕事で定年まで働くつもり」とか、「絶対に潰れない会社で働きたい」などと考えたことがありませんか?私は、もちろん考えたことがありました。キャリアコンサルタントとしてフリーランスで活動する現在でさえも、ふと、会社に入った方が安定するなぁ……なんてね。しかし、最新の調査を読むと、”定年まで同じ会社”を望むことは、青い鳥を追うことに似ているかのようです。

 

■ 企業の旬は18年

日経ビジネスが帝国データバンクの協力を得て調査(※1)したところ、30年前に超優良(80点以上)と評価された企業のうち、2013年も超優良と評価される企業はわずか6.4%。優良企業(75~79点)においては、現在も75点以上を維持している企業は2.3%。さらに、最新の手法で試算すると、会社の旬な期間は18年という結果になったとか。

私たちが年金を貰う年齢まで働き続けるとすれば、その期間は40年超。にもかかわらず、企業が輝く期間が18年しかないならば、好むと好まざるとにかかわらず、会社が変わる・仕事内容が変わる、そんな変化が起きる人生になると覚悟するほうが賢明です。

ちなみに、調査によれば企業の平均寿命は長期化しており、現在では35.5年だそう。

 

■ ポータブルなスキルを身につける

転職を決意したり、余儀なくされたりすることがあるなら、普段からポータブルスキルの習得や伸ばすことを意識したいもの。このスキルは、直訳すれば「持ち運び可能なスキル」、どの業種でも活用できる汎用性の高いスキルを表します。

スキルというと、PC、簿記、語学などをイメージしがちですが、それだけではなく、資格では計れない、目に見えにくいスキルもあるのです。

この記事を読んでいる世代なら、課題を見つける・ニーズを察する洞察力、経験ゆえの課題解決(処理)力、職場での適応力を意識してみては。意識して伸ばすには、仕事を与えられるのを待つだけではダメで、自ら手を挙げること。手を挙げられる行動力だって、ポータブルスキルです。

いつ何が起きても、慌てずにいられるあなたでいてくださいね!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
『日経ビジネスオンライン』「徹底検証、会社の寿命」2013年11月7日