専業ママの方が、実は働くママより“疲れ”が深いといいます。あきらかにサポートが必要そうな働くママと違って、専業ママだと一人で全てできると思われがちで、パートナーに分担してもらいにくいという悲鳴に近い声もきかれます。

 

■ 睡眠不足、ストレス発散できない負のスパイラル

Sさん(1歳児と3歳児のママ)は、「日中子供が起きている時間帯に家事をやろうとしても、倍以上の労力をかけても、思ったように進まず。しかたなく、子供が寝た後、残った仕事を片付けるうちに明け方近くになり、ひと眠りしたらもう子供が起きてくる時間になってしまう。疲れているからさらに効率が下がり、次の日もその次の日もその繰りかえしなんです」と言います。

これは何もSさんに限ったことではありません。多くのママが、一度は睡眠不足と家事が進まないストレス、自分の時間を全て家族に捧げていることによるストレスを抱えています。

この状態が続くのは体力的にも精神的にも、そして夫婦仲にとっても、良い状況ではありません。実際、旦那様側のお話をきくと「嫁がピリピリしていて、家にいるより会社で残業してるほうが楽なんだよね」という声を実に多く聞きます。

やはり家というのは帰ってきて「ほっ」としたいもの。その家の主である専業ママがリラックスしていなくては、夫も子供もリラックスできないのではないかと思います。

 

■ どうやって家でリラックスするの?

一方で、かなりハイレベルな育児・家事を涼しい顔でこなすママもいます。そのママの中には家業を手伝ったり、エステティシャンとして活躍したりする人たちも。そんな彼女たちはどうタイムマネージメントをしているのでしょう?

スーパー専業ママのTさん(6歳児のママ)に時間の使い方を聞いてみました。

1.夜は寝る

まずは、睡眠不足地獄からの脱獄です。
上手に時間を使っているママの話をきくと、「夜は何があっても22時までに寝る」と決めているのだとか。残った家事は「頭が冴え効率よく動ける早朝」に繰り越すか、「(子供預けて)まとめて処理する時間」をつくります。

2.「自分の時間」をつくる
意外なことですが、自分のための贅沢な時間をつくることが、それ以外の家事や育児をうまくいかせるコツだそう。
朝から晩まで忙しいママ。いったいどこに「自分の時間」をもつかというとそれは、子供や夫が起きてくる前の時間。Tさんの朝は5時からスタート。朝一にスキンケアをしながら雑誌を読む時間が一番心が落ち着く自分時間といいます。

3.夕飯は火を入れるだけ

子供と帰宅してから就寝までの時間が一番の繁忙タイム。この時間に一から夕食をつくらないことがポイント。Tさんの場合、朝の子供を送り出すまでの時間に、ある程度の夕食の下ごしらえが完了しているというから驚きです。残りは昼食後に仕上げ、夕食を準備するころには、ほぼ火を入れるだけ。他、この時間にやる家事は干した洗濯物をとりこむだとか、食器を片づけるだとか最小限の業務量に抑えます。

 

Tさんの話を聞き、一番重要なのは、あれもこれも全てに手をつけないことなのだと思いました。効率が下がるだけでなく、水を張った洗濯機で子供が溺れる事故報告も多数あり、危険なことでもあるのです。「子供といる時間」は徹底的に子供、「自分の時間」は徹底的に自分とシングルタスク型がママを救い家族を救うのではないでしょうか。

[執筆:マキコ・アサエダ(産後ライフプランナー) ]