街並みがすっかりクリスマス仕様になりました! この時期、ボーナスを支給されてもされなくても、なんとなく気持ちが弾みますね。そんなウキウキ気分のときに、ふとマンネリ状態な仕事を振り返ると、「春までに転職しようかな?!」と思うのか、年明け早々の転職相談は多いです。転職するかどうかを決めるとき、みんなが重視することは何でしょうか?

 

■ 重視するのは、やはり給与!

日本経済新聞社がgooリサーチと共同で、20~50代の働く男女1058人に調査したところ(※)、転職未経験者の53.7%が「条件が合えば、転職を考える」と回答しました。この転職未経験者が重視する条件を3つまで選ぶと、 給与水準(82.2%)、会社の将来性(46.7%)が1位と2位に。給与を増やす選択肢として転職への期待が強いと、記事は述べています。

 

■ 意外な現実?!

同調査では転職経験者に、転職先の当初の給与と元の勤務先の給与との比較について尋ねています。増えた人は41.6%。減った人34.4%を上回ったものの、増えた人の多数派は「1割以上2割未満の増加」で、「ほぼ同じ」が転職経験者全体の24.0%を占めていました。これについて、あなたはどのように考えますか?

転職活動は体力的、心理的に負荷のかかるもの。それなのに、思ったほどには苦労が報われないものだなぁ…とがっかりするのは筆者くらいでしょうか? 転職活動にかける労力を、今の仕事に振り向けて実績を作っていくならば、給与は後からついてくると考えるのは楽観的でしょうか?

 

■ 大幅アップを狙うなら

同業他社に転職しても給与アップはたかが知れていそう。給与大幅アップを狙うなら、政府が成長戦略に掲げている産業、たとえばIT・インフラ関連、医療・医薬関連、再生可能エネルギー関連などをめざしてみては? その際、成長産業で即戦力として貢献できる経験を、充分にアピールできるようにしましょう。

ところで、先日のニュースでは、経団連が会員企業に対して「来春の賃上げ」を促したことが話題になりました。次の春闘では、ボーナスなどの一時金だけでなく、長年据え置かれてきたベースアップがどうなるのか、今年以上に注目してみましょう。待てば海路の日和あり、かもしれません。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
※ 『日本経済新聞』 2013年8月6日 「転職「給与重視」8割強」