働く母、いわゆるワーキングマザー(以下、ワーママ)がなにかと話題となった2013年ですが、今一つワーママの本当の気持ちは周囲の人に理解されていないような気がしています。そこで仕事でもプライベートでも、日々ワーママの方々に接する筆者から見たワーママの気持ちを、テーマ別にご紹介します! 今回は「子育て編」です。

 

■ 産んだら、価値観は変わる

働き続けるかどうかに関わらず、女性は子どもを産むと価値観が変わると筆者は思っています。人としては変わっていないのですが、生きる上での優先順位がいろいろ変わるのです。自分の命よりも大事なものができてしまう、これはワーママにとっても同じこと。仕事で言い訳できないことはわかっていても、このパラダイムシフトは程度の差こそあれ、どの母親にも起きていると思います。ではそのことで、行動はどう変わるのでしょうか?

 

■ 子育ての質にはこだわる

10年以上前でしたら、「働くのであれば、ある程度育児に関われなくてもしかたがない、仕事では男性に伍して働く!」という方が多かったかもしれません。私の知っている先輩でも、会社には子どもがいることを隠していた方もいるくらいです。

しかし、最近のワーママさんたちは、子育ても自分が関わってきちんとしたいと思っている方が多いと思います。そのため、短時間勤務を選択したり、病気の際もあまりシッターなどを使わずに自分で面倒をみたいという方も。また、働いているからといって子どもの教育内容もおそろかにせず、保育園ではなく幼稚園を受験させたり、少し前までは“母親が働いていると無理”だと言われた私立小学校受験もさせるワーママもめずらしくありません。

 

■ 子どもの人数

また、ワーママであってもお子さんが複数いる方、もしくは作りたいと思っている方は今「普通」だと思います。筆者の通う保育園でも兄弟のいる方のほうが多数派ですし、女性向け研修を実施していても「二人目」をいつ作ろうかという課題は皆さん懸案にされています。つまり、お子さんを二人以上もうける前提でキャリアプランを考えているということです。

 

最近のワーママの方々は、子育てに関する大きなビジョンの中で、働き続けるために何かを諦めるというスタンスではないと感じます。普通に働き、できるだけ思い通りに子育てしたいという感覚ではないでしょうか。少なくとも就学前まではこのような価値観が強く、「小1の壁」を超えるあたりから、それがなかなか難しくなるのが現状。今後は小学校以降でどのような子育てをするかが大きな話題になりそうです。そう、年々変化・進化するのがワーママの世界なのです!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー) ]