保育所に入れなかった待機児童の問題があり、認可保育所や認証保育所、認定保育所など、保育所は増えています。しかし、保育所は大きく分けると認可保育所と認可外保育所とになっています。認証や認定となっていても大きく分けると「認可外」。認可でないため、様々な苦労があるようです。

 

■ 認証・認定保育所ってどんな所なの?

「認可外」と呼ばれる認証保育所や認定保育所は、自治体が認めている保育施設です。そのため、自治体の名前が前にあって、その後ろにどんな施設かがあり、○○区認証保育所や××市認定保育所となっています。

「認可」と名乗れない理由。それは認可保育所を認めているのは「国」であるのに対して、認証保育所や認定保育所を認めているのが「各自治体」のため。国が認可していないので、認可外保育所となってしまうのです。認定機関がどこかによって、認可と認可外とに分かれているのです。

また、認可保育所よりも運営上の基準が緩くなっているのも認証・認定保育所の特徴です。

 

■ あまり知られていない、認可外の苦労とは?

まずは運営上のお金の問題。認可の場合は国から補助金が出ます。しかし、認証や認定の場合は補助金を受けている所と受けていない所があります。また、保育料設定も上限や下限があるため、自由に設定ができません。

認可外でも「無認可」になってくると話は別で、保育料の上限がない分、金額を高く設定している場合もあります。

こういった理由から、認可外の施設は財政的に厳しくなってしまいます。

次に、受け入れる子どもが安定しないという問題。認可保育所を希望する保護者がほとんどなので、「認可外」は「認可」に入るために預け入れる施設となってしまっているのが一般的です。認可に入れなかったから認証や認定の保育所に入っておき、認可に入れたら認可に移る…という流れになってしまっています。0歳児~卒園までずっと認可外にいる例は、あまりないのではないでしょうか?

園児が安定しなければ、もちろん経営にも関わってきますし、保育士も毎年違った子たちと関わるわけですから、当然預かる側も大変にもなってくると思われます。

 

認可園よりも基準が緩い分、サービスで勝負しないと園児が集まらないとわかっている認証保育所や認定保育所のなかには、サービスに力を入れている園もあります。認可保育所以外は直接の申し込みとなるため、保護者が園を選ぶことができます。通常、選択肢がないと思っている保育所を選ぶことができると思えば、認可外の施設も保活の選択肢の一つになるのではないでしょうか?

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]