いよいよ今年もあとわずか。宝くじ売り場に並ぶ人々を見て、たとえ宝くじを買ったことがなかったとしても「もしも1億円当たったら……」と、一度くらいは思ったことがあるでしょう?

ちなみに私は、再就職セミナーで「宝くじ当たったらどうする?」と参加者の方々に尋ねます。多くの方が楽しそうに夢を語ってくれますが、意外にも?! 「それでも仕事します」という方がほとんど。どうやら、働く理由はお金だけではないようです。既に働いている女性の場合は、どうでしょうか?

 

■ 1億円当たっても働くの?!

『Woman type ウーマンタイプ』が20~30代女性に行った調査(※1)によれば、もし宝くじで1億円当たったとしても「仕事は今まで通り続ける」と回答した人が48.0%、「給料は低くても楽な仕事に転職し、続ける」人が26.0%となりました。実に7割以上の女性が「働き続ける」考えです。

たとえば、事務職女性の平均年収は300万円ほど。1億円当たれば、単純計算で約30年の収入が得られるにもかかわらず、働き続けるつもりの女性が7割もいるということに。働く目的は、収入を得ることだけはなさそうです。

 

■ 働く女性の本音とは……

オウチーノ総研の調査(※2)によれば、20代および30代の就労中女性の働く目的は、1~3位まで順に、「生活・家族のため」「自由に使えるお金がほしい」「貯蓄のため」が並び、お金はやはり大事。4位にいずれも「自己成長のため」が、5位に20代では「社会人としての責任のため」、30代では「自己実現・能力を活かすため」が挙がりました。

有償で働かなくても自分次第で「自己成長」や「自己実現」の機会はありそうですが、社内外から評価を得る機会があり、それが収入につながるからこそ、「自己成長」や「自己実現」に具体的な目標を設定できるのかもしれませんね。そういう意味で、“他者の存在”は重要。

したがって、20代・30代にとっての推定6位「社会とのつながりや友人を得るため」が、案外、本音かもしれません。他者の存在を借りながら、もっと輝く自分になる。それも素敵なことですよ。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
※1.  『日経ウーマン オンライン』2013年12月10日 「働く理由はお金じゃない?宝くじで1億円当たっても8割の女性は仕事を辞めない」
※2. 『オウチーノ総研』「働く目的・モチベーションに関する実態調査」(2013年10月29日発表)PDF