「女性の敵は女性」という言葉があるくらい、同性を厳しい視線で観る女性がいるものですが、ウーマンタイプによれば、調査(※1)に協力した働く女性の約8割が、「職場に仕事ができると思う女性がいる」と回答。対抗心むき出し! ばかりではなく、素直な女性が案外多いのですね。さて、どのようなことが評価されているのでしょうか?

 

■ いい環境づくりに必須のチカラ

調査によれば、「その女性が業務以外に得意なこと」のトップ3は以下のとおり。

  1. 人と仲良くなること 20.1%
  2. 人を褒めること 18.5%
  3. 掃除・整理整頓 10.3%

 

1、2位から、対人関係におけるコミュニケーション力の高さが、同性による高い評価の決め手だとわかります。その理由について具体的な内容を見てみると、1位では「人と関わることで、お願いごとを上手にかなえている」「壁を作らず、自分の意見はきちんと持っている上で、さまざまな人を受け入れていると感じる」などが。2位では「人を褒める→周りと仲良くなり、仕事を頼んだりしやすくなる→仕事が進む」「人に対する気配りと言葉の使い方を、他の方以上に努力されている。思いやりがあるから仕事ができるのだと感じる」などが挙がりました。

職場の良好な人間関係が円滑な業務に欠かせないことを、働く女性はわかっています。だからこそ、それは最大の悩みの種にもなるようで…。

 

■ 働く女性の悩みの種

厚生労働省の調査(※2)によれば、強い不安、悩み、ストレスの内容を男女で比較すると、女性は男性よりも職場の人間関係に心を砕いていることがわかります。

男性:職場の人間関係(35.2%)、仕事の質の問題(34.9%)、仕事の量の問題(33.0%)

女性:職場の人間関係(48.6%)、仕事の質の問題(30.9%)、仕事の量の問題(27.0%)

 

一日の大半の時間を過ごす職場だからこそ、居心地良くしたいもの。もし、あなたが職場にできる女性が「いる」と応えられるなら、“他人を認められる素直な感性”を今までどおり大事に。「いない」ならば、周囲の人に一つでも良いところを見つけてみては。どちらも、「壁を作らない」感性に繋がり、対人コミュニケーションを高めることへの近道です。その結果として、あなたが一目置かれて、のびのびと仕事ができますように!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
※1. 『ウーマンタイプ』 2013年10月24日配信, 「褒め上手&料理上手は仕事がデキる?!アンケートで分かった“デキる女性”が得意なこと」
※2.  厚生労働省「平成24年 労働者健康状況調査」PDF