女性にとって、パートナーから受ける影響を考えると「結婚とキャリア」は切っても切れない関係。人生の各段階で大きく響く、その影響を改めて考えてみました。

 

■ 結婚相手を選ぶまでに

結婚を控えた働く20代女性にお話をうかがっていると、特定のパートナーがいる方は口を揃えて「彼は私が働くことに賛成してくれている」とおっしゃるので、それを伺うと筆者も安心いたします。

しかし、もう少し突っ込んで子どもが生まれても働いて大丈夫かまで、よく確認したほうがよろしいかと思います。かく言う私が20代の頃、お付き合いした方は自分の母親と比較してこのようなことを言いました。「母親が専業主婦だったので、君にもそうして欲しい」、また別の方は「母親が働いていてさみしい思いをしたので、君には専業主婦でいて欲しい」。

結局、お母様のライフスタイルがどちらであっても、妻に家にいて子育てして欲しい男性はいるのです。いずれの方とも結婚しませんでしたが、子どものことになったとたんに専業主婦になることを求める男性がいるのでお気を付けください。

 

■ 結婚後の展開で

結婚後、お互いのキャリアの足かせになりがちなのが、勤務地の問題です。海外や国内でも両者が通勤できる範囲の拠点でない場合は、どちらかが退職せざるを得ないことも。

最近、海外勤務するパートナーについていった女性は、勤務する会社を「休職」扱いにし、帰国後復帰できる道を確保している方がおりましたが、これを会社が認めるのはごくまれなケースでしょう。ほとんどのケースは単身赴任し別居もやむなし、もしくは女性が退職してついていくことになります。

住む場所が変わってもすぐに職が得られそうなスキルや資格をつけたり、遠隔地からも仕事できる環境を確保しておくのも一つの手段ですが、二人のキャリア形成で今何が大事なのかよく話し合って決めることをオススメします。

 

最近、共働きで結婚20周年を迎えた人生の大先輩がおっしゃっていました。「結婚後長くパートナーとの関係を築くコツは、“お互いの変化に敏感であること”」だと。人間、長い時間の中で全く変わらないことはできないので、変化に気づきお互いに歩み寄ることが大事ということでした。なるほど、私は結婚12年のまだまだ若輩者ですが、今後も変化に適応しながらキャリアも築きたいものです。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー) ]