お正月といえば新年の抱負。叶えたい夢や目標を意識する季節ですね。家計においても同様で、この一月から家計簿をつけたり、貯蓄の目標を決める方が多いようです。目標達成の喜びをぜひ味わっていただきたいです。そこで、貯蓄目標を立てる際の考え方や継続に役立つ工夫を今回お伝えしたいと思います。

 

■ アクション1. バラ色の将来をイメージするところからスタート

収入の多寡にかかわらず、あまり貯蓄がない人に共通することは、「将来の暮らしのイメージがはっきり描けていない」ことです。将来「こうなりたい!」という自分の理想とする暮らしがつかめないため、今あるお金を未来のために残す気持ちが希薄になりがち。そうして、気づけば毎月手元からお金がすり抜けて出ていってしまう結果に…。

貯蓄できない家計を変えるためには、実は目標額の高低よりその前の段階が大切です。

例えばですが「いつか広い部屋に引っ越ししたい」と思っているA子さんと、「夏休みのとれる7月までに、今より会社に近い○○駅前の広い1LDKのマンションに引っ越したい」と考え、財形積立を今月始めたB子さんがいたら、どちらがその願いを叶える可能性が高いと思いますか?

ほとんどの方が思うとおり、B子さんに軍配が上がると筆者は考えます。

どんな暮らしがしたいのか。そのために必要な予算やその方法は? イメージがより具体的であるほど貯蓄は始めやすく、また挫折しにくいもの。遠回りに思えるかもしれませんが、自分のしたいこと、理想の暮らしを見つめる時間をきっちりとって下さい。

 

■ アクション2. 理想の暮らしを費用化してから目標を立てる

理想の暮らしがイメージできたらその次のステップに。まず「いつまでに」「いくら」必要なのかを数値化することが大切です。具体的な数字を使った目標は管理しやすく、モチベーションも保ちやすいのでオススメです!

ただ、先ほど例に挙げた引越し費用のようにリアルに見積もることのできる項目ではなく、老後資金やまだ生まれていないお子様の教育費といった未確定要素のある必要資金は、平均値を用いたりざっくりとした想定金額で良いと思います。費用が出そろったら、現在の貯蓄残高と必要資金の差額(イコール貯蓄目標)を計算します。

どうでしょう、貯められそうですか?

貯蓄目標が定まったら、毎月の貯蓄額を先取りで生活口座から別の場所へ。この一手間が貯蓄を増やす重要な行動。できそうにない場合は無理をせず、自動積立や職場の財形制度を活用し、強制的に貯める仕組みを一日も早く作ってしまいましょう。新年の勢いが衰えぬ今がチャンス! きっと行動を起こしやすいはず。

今年は消費税増税が予定されており環境的には厳しいですが、何事も始めるのに遅すぎることはありません。不安を安心に変えるための第一歩を踏み出しましょう!

[執筆:海老原 政子(ファイナンシャルプランナー) ]