独身者が実家に帰った時に憂鬱になることのひとつ――それは、家族から「結婚」についてアレコレ言われること。まだ結婚しないの? いい人いないの? に始まり、結婚相談所への登録やお見合い話が出される方もいるのではと思います。

できれば恋愛結婚で……と思っていても、大人になると様々な事情も出てくるもの。このままズルズル結婚できないよりは、お見合い結婚も悪くないかもと思い始めたあなたに、ご紹介したい調査結果があります!

 

■ 結婚期間が長くなると、お見合い結婚のカップルのほうが恋愛感情アップ

20年にわたって「選択」を研究しているコロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授によれば(※)、彼女のルーツであるインドで行った調査において、お見合い結婚の夫婦のほうが恋愛結婚の夫婦よりも、結婚期間が長くなるほど恋愛感情が高まるという結果が出たそうです。

夫婦間の関係に関する質問に回答してもらい、恋愛感情の強さを数値化した平均が下記のとおり。

  • 恋愛結婚の夫婦: 結婚当初は70点、結婚10年目は40点
  • お見合い結婚の夫婦: 結婚当初は58点、結婚10年目は68点

結婚当初と結婚10年目を比較すると、経年によって恋愛結婚の夫婦間では恋愛感情が下がっていき、お見合い結婚の夫婦間では恋愛感情が向上していく傾向が見られます。

 

■ 「自分で選ぶ」ことが幸せとは限らない

前述の結果はあくまで、75%がお見合い結婚というインドにおける調査なので、日本の場合とは一致しないかもしれません。ですが、お見合い結婚が主流のインドだからこそ、あえて恋愛結婚をした人たちは、相当好きな相手を選んで結婚したのだろうと推測されるのですが、10年後の恋愛感情はお見合い結婚よりも低くなっていることは興味深いと思いませんか?

この調査で示唆深いのは「自分自身が結婚相手選ぶ」という行動が、必ずしも恋愛感情の継続や向上とは連動しないということ。自分が所属する集団(家族や社会規範)が判断した最適解である「お見合い結婚相手」は、自分自身のみの判断で選んだ「恋愛結婚相手」よりもあなたに最適である可能性もあるのです。

 

「お見合い結婚で幸せになれるのだろうか?」ともしも悩んでいるのなら、この調査結果のことを思い出して、一歩前に進んでみてはいかがでしょうか。

[執筆:菅野彩子(ノーツマルシェ編集部)]

 

【参考】
シーナ・アイエンガー(2012)『選択日記 The Choice Diary』文藝春秋
シーナ・アイエンガー(2010)『選択の科学』文藝春秋