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港区に期間限定の保育所がオープン、その特長とは!?
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港区に期間限定の保育所がオープン、その特長とは!?

東京港区に期間限定の大規模保育所がオープンしました。受け入れ人数はトータルで270人。基本の預け入れ時間は7時15分から18時15分まで、延長保育は18時15分から20時15分まで。ちょっと内容を聞いただけでも、どんな保育所なのか気になりませんか?

 

■ 期間限定って?

一時的な措置としているため、開設期間は2019年3月31日まで。オープン時に0歳児で入園した子どもが卒園したら閉所ということになりそうです。

期間限定でしかも270人もの大所帯。昨年3月に港区が打ち出していた待機児童解消のための計画にて、新規整備で284人の待機児童を減らす予定にしていましたが、この新園でほぼまかなえることとなっています。

港区が待機児童の解消のために、独自に設置した保育室という性質上、期間限定とし、この期間の間に認可保育所や認証保育所の整備を進めていくのではないかと思われます。

 

■ 保育所の情報は?

保育所の名前は『芝浦橋保育室』。入園申込みは区に行います。

気になる保育所の場所は、田町から徒歩10分程度のビルの中になります。ビルの中ということは園庭がないと思われるので、270人もの子供たちがどのように遊ぶのかとても気になるところです。想像しかねますが、120平米の大ホールがあるため、そこを活用して運動遊びを行うとのこと。乳児の人数が多くなっているため、幼児たちもホールで十分楽しめるのではないでしょうか。

他にも地域の妊婦さんを対象にしたコミュニティづくりなども行っていくそうです。

運営はパソナフォスターという、人材派遣で有名なパソナのグループ会社が行います。パソナフォスターでの今までの運営実績があるため、運営に関して安心できそうです。
待機児童解消のために各自治体とも、頑張って取り組んでくれています。潜在的な待機児童数を考えると、まだ道のりは長いのではないかと思える部分もありますが、この一年の待機児童問題への取り組みは素晴らしいと思います。全ての待機児童がなくなる日もそう遠くはないのかもしれませんね。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]

 

【参考】
※ パソナフォスター育児支援部「港区『芝浦橋保育室』の運営を委託」PDF
※ 港区役所「港区の保育園待機児童解消策について」2013年3月29日更新

 

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