男と女は永遠に分かり合えない、とはよく言われること。だからこそ、恋人同士も夫婦も、「相手が何を言っているか理解できない」と悩んだり喧嘩したりするのですよね。

でも夫婦喧嘩は起きてしまうものとはいえ、基本的には円満夫婦でいたいですよね? では、このことを知っておくといいかもしれません。

 

■ 妻は、前夜の喧嘩を翌日も引きずっている!

夫婦喧嘩の後で、いつまでも怒っているのは妻のほうではありませんか? 実はこれには、女性ホルモンが関係しています。

心臓専門医かつ性差医学医療の第一人者であるコロンビア大学のマリアンヌ・レガート博士によれば、女性ホルモン「エストロゲン」には、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を高め、その作用を最大24時間持続させる働きがあるのだそうです(※1)。

だから、喧嘩した翌朝も、妻の怒りは続いているのです! 男性はこのことを頭の片隅に入れて、喧嘩した翌日に妻の地雷を踏まないように気をつけてください。

 

■ 男性はシングルタスク

一般的によく言われることですが、女性は複数のことを並行して行えるマルチタスク型で、男性は一度にひとつを集中して行うシングルタスク型。米ペンシルバニア大学の脳のスキャン検査による研究でも、この説を裏付ける結果が出たそうです(※1)。

それゆえ、男性脳は話題がコロコロ変わるのを好まず、また何かに取り組んでいるときは他のことは上の空になりがち。女性のあなたは、男性のこの性質を頭の片隅に入れ、新聞を読んでいる夫に「私の話を聞いている?」と詰め寄るのはやめましょう。

 

■ 女性のあなたがケアしてあげると良いこと

言いたいことがある時は、女性側が下記のような点に注意するだけで建設的な会話につながります。

 

・話しかけるタイミングに注意する

仕事中や読書中はもちろん、明らかにゴロゴロしているとしか思えないテレビタイムやスマートフォンをいじっている時でさえ、男性はシングルタスクだと思ったほうがいいでしょう。あなたの話は、たぶん聞いていません。女性のあなたにとっては、料理をしながら夫の話を聞くことは容易なことかもしれませんが、男性にとっては不可能な場合があります。

 

・話したい内容をまとめてから口に出す

思い出しつつアレもコレも…と話していくと、男性は情報を処理しきれず、「彼女は何が言いたいんだ!?」と不満を募らせる一因に。

 

・危険な時間帯を避ける

50世帯で調査をした心理学者によれば(※2)、家庭内で喧嘩が起きる危険な時間帯は夜の6時~8時。その理由は、男性は帰宅後にはリラックス状態にありますが、帰宅直後の女性は夕食の準備等の家事で頭がいっぱいでストレスを感じているから。

ようやくリラックスできると思って帰宅した直後の夫に、不満や議論をぶちまけるのは避けましょう。

 

いかがでしょうか? 男と女は分かり合えないもの。だからこそ仲良く喧嘩する方法を身につけて、円満夫婦でいられたらいいですよね!

[執筆:菅野彩子(ノーツマルシェ編集部), 2014年1月28日]

 

【参考】
1. Elizabeth Bernstein「最新研究が迫る“永遠の謎” なぜ、男と女の会話はすれ違うのか?」『COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年03月号』pp.62-64
※2. Bruce Feiler「夫婦げんかも子供の反抗期も乗り切れる! 家族を幸せにする「話しかた」をしよう」『COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年03月号』pp.60-61