『東洋経済』に人気連載中の「ワーキングマザー・サバイバル」というコラムをご存知でしょうか? 企業で活躍する凄いワーキングマザー達の、驚きの仕事と家庭の両立の工夫、ダイナミックなキャリア形成の数々をつづったインタビュー記事です。

2012年秋から始まったこのコラムは話題を集め、ついに今年1月『凄母~あのワーキングマザーが折れない理由』として単行本化しました。さて、そこにはどんな凄技があるのでしょうか。

 

■凄技1. 時間管理術

仕事では、常に前倒しで仕事を片付ける、優先順位をしっかりつける、ITツールを駆使して少しでも時間短縮、などなどワーママとして必須のビジネススキルを駆使。高等テクニックとしては、睡眠はしっかりとって健康維持する一方で勝負のための徹夜は辞さない、自分に期待されている成果に集中し、そうでない仕事にこだわらないこと、など仕事の「集中と選択」をしている方も。

家庭では、子供と向き合う時間を捻出するために、一番手を抜けるのは「家事」という方が多く、あるママは「家事をしない」と言い切っています。

 

■凄技2. 働きがい

働きがいを感じられなくなった時、どんなワーキングマザーも一度は「子供を預けてまで働いているのに、この仕事でいいのだろうか……」と悩んだ経験があるのではないでしょうか。子育てしながらも働きがいのある、おもしろい仕事を任されるには、相当な頑張りが必要です。

筆者が納得したひとつのことは、「凄母」に登場するママたちは、どんなことが自分のモチベーションなのかを必死で考え、わかった上で働いていること。「働きがい」を明確にすることは、迷いや後悔を払拭する一番のポイントかもしれませんね。

 

■凄技3. 人間関係づくり

「人を頼ることができないプライド」が、ワーキングマザーとして働く上での一番のネックだとある「凄母」は言います。

筆者もこれができるかどうかが、ワーママとしてブレイクスルーする瞬間ではないかと思うのです。「ワーキングマザー・サバイバル」の取材にあたった佐藤留美さんも、凄母たちは周囲に「弱みを見せること」を辞さないで周囲の人と関わっていると分析。少々カッコ悪くても、「自分はこうしたいから協力して!」と叫ぶことができるかどうかが、勝負を分けるのではないでしょうか。

 

筆者もまだまだワーキングマザー生活4年目のひよっこ。「凄母」たちには及びませんが、出産前よりも一瞬一瞬に集中して生きるようになったと感じていますし、どんなに忙しくても仕事も子育て楽しむ感覚を持ち続けています。4年かけてやっとそのように思えるようになりました。

この春ワーキングマザーの仲間入りを予定している皆さん、焦らず自分のペースを作っていきましょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2014年2月12日]

 

【参考】
佐藤留美 (2013)『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』 東洋経済新報社