先日、厚生労働省から「保育施設における事故報告集計」の発表がありました。その数は19件。認可保育所、認可外保育所を全国すべて合わせた数です。内訳は認可保育所4件、認可外保育所15件となっています。認証保育所なのか無認可施設なのか、認可外保育所の内訳まではわかっていないようです。

 

■ 気になる事故の内訳は?

昨年度発表された数字は18件。それに加えて今年は1件ほど増えてしまいました。

年齢の内訳は、0歳児:8件、1歳児:8件、2歳児:3件 と月齢が低いほど人数が多くなっています。

また、睡眠中の事故が多く16件あり、乳幼児突然死症候群での事故が2件、寝ている間の窒息が1件、インフルエンザや肺炎など病死が6件でした。死亡事故が高くなる可能性があるといわれている「うつぶせ寝」の状態で発見された例は9件。昨年一年間の結果なので、なんとも言えませんが、うつぶせ寝の事故の可能性が高いとは言えないようです。

また、病死が6件ある事を考えると、保育所では熱が37.5度以上ある子どもは預かれないと線引きされる理由が、少しわかるような気がします。

 

■ 悲しい事故に遭わないようにするには?

保育所には必ず見学に行き、ご自身の目でみて判断をしてください。

ポイントは

1. 0歳児はどのくらいの月齢までベッドに寝ているのか

2. 布団はどのくらいの大きさでどんなものになるのか

3. どんな事故が起こったことがあるのか

 

とくに、(3)の過去の事故についてはなかなか聞けないと思うのですが、必須項目です。

過去に事故があってもそれを教訓にしているのかが重要です。違う事故が数回程度であり、そのことをしっかりと伝えてくれているのであれば預けても大丈夫ですね。伝え方が曖昧だったり、隠そうとしている園は事故が起こる可能性が高そうです。

 

子どもの生活の場となる保育所。普段の生活は親が見えていない分心配です。そんな心配を少しでもなくすためにも、見学にはしっかりと行き、納得いくまで見たり質問してみてください。

出来る範囲になってしまいますが、預け先は選び、安心して子どもを預けましょう。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2014年2月11日]

 

【参考】
『東京新聞』2014年2月2日「保育所事故で19人死亡 自治体任せ、検証ゼロ」