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あなたは大丈夫? 「お局」認定されないためのポイント
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あなたは大丈夫? 「お局」認定されないためのポイント

まもなく新しい後輩が入社する季節。最近の若手は……などと、ため息ついているとしたら、職場の人間関係に危険信号が灯っている!? あなたは、陰で後輩に「お局」認定されているかもしれません。

「お局」とは、職場を仕切る古参の女性社員を意味するのだとか。「口うるさい」「意地悪」といった意味を含み、尊敬する先輩には使われることは、ほとんどないんですって(※1)。

尊敬されるなんて小恥ずかしい。けれど、意地悪しているつもりはないし、相手のためを思ってしていることもある。先輩として、せめて信頼されたい……ですよね?それには、後輩に対するNG態度のポイントを押さえましょう。『東京独女スタイル』による若手働き女子へのヒアリング結果(※2)が、参考になりそうです。

 

■ アラサー先輩のここにイラッ

前述のヒアリングによれば、若手女子が、先輩女性に反感を持つ場面は以下のとおり。

  • 後輩が褒められると、負けまいと張り合う
  • いらないアドバイスをくれる
  • 昔の苦労をアピールする
  • 上から目線で褒める

……とまぁ、なかなか辛辣です。(苦笑)

 

■ 信頼されるための心得3つ

とはいえ、自分の過去を振り返ってみると、似たようなことで先輩にイラッとした経験があるのでは?されて嫌なことはしない、とシンプルに考えると、信頼される先輩をめざすための心得が、次のとおり浮かびます。

・「私だって、まだまだ!」な気持ちは大切だけど、後輩の前では、自己掲示欲を抑える。お年寄りだけでなく後輩にも、席(自分のポジション)を気持ちよく譲れる、ゆとりを持つ。

・語れる「何か」を持っているのは悪くないけれど、語るタイミングが大事。相手が聞きたいと思っているときでなければ、余計なお世話になるだけと気づく。

・褒めることは大事だけど、相手は社会人。子どもに接するかのような褒め言葉は、小馬鹿にされたようで逆効果。適切な褒め方を考えて。

 

ところで、上記の態度が、アラサーだけに特有なはずはありません。自分の言動を客観視し、場にふさわしいような振る舞いを、明日から心がけましょう。筆者にも、他人事ではありませんね。「お局」カウンセラーと呼ばれないために、しっかりと心がけます!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
※1. 『日本語俗語辞書』「おつぼね」
※2. 『東京独女スタイル』2013年12月4日「プチお局さま認定!後輩女子が思う『アラサー先輩のここがむかつく』」

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