最近、キャリアアドバイザーとして20代の働く女性からご相談を受けることが多いのが、「結婚・出産までにどこまでキャリアを積んでおけばいいか?」という内容です。仕事内容によりかなり違いますが、ベースとなる考え方についてお伝えします!

 

■ キャリア貯金1. まずはビジネスパーソンとして一人前に!

結婚や出産で予期せず一度仕事を離れるリスクも考え、次に仕事復帰をする際に正社員が狙えるように最低でも3年以上の社会人経験を持って欲しいと思います。その上で、一つの分野の担当者として一人前になっておくと安心です。

具体的には、例えばあなたの下に新入社員が入った時に担当している仕事をゼロから説明・指導でき、きちんと仕事が伝授できるレベルであればまずは合格。仕事内容に関する知識だけでなく、ビジネスマナーや仕事に対する姿勢の面でも自律的に動けることが求められます。一人前のビジネスパーソンには体調管理や感情のコントロールなども含まれます!

 

■ キャリア貯金2. 周囲から必要とされる人財に!

一人前になる=周囲に迷惑をかけずに仕事ができるようになったら、今度は周囲から必要とされる人財を目指しましょう!

あなたの知識や経験を求めて後輩や他部署の人が質問に来る、顧客からご指名で依頼されるなど、困った時に頼りにされてこそ、あなたの存在価値、キャリアが高まった証拠です。ここまでくれば出産で一時的に職場を離れても、上司や同僚から是非戻ってきて欲しいと思われることでしょう。自分としても自信を持ってお休みに入り、職場に戻ってこられるはずです。

 

■ キャリア貯金3. 裁量権を手に入れる!

さあ、ビジネスパーソンとして自律したキャリアを確立したあなたが次に目指すのは、自分の判断で意思決定ができる、状況や時間までもコントロールできるワンランク上のキャリアです。すなわち、「仕事における裁量権」を手に入れること。これは、会社内で言えばある程度リーダーシップを取れる役職についたり、専門性を認められる立場になることです。

ここまでくると、上司や他人に判断を仰ぐことが激減しますので、周囲に振り回されることなく仕事を進めたり、時間の使い方を自分で決めることができるでしょう。年齢を度外視して言えば、管理職になってから出産という戦略もあるのです。

 

いかがでしょうか? もちろん、結婚や出産後にキャリア貯金の続きを再開することはできますが、よほど上司の理解がなければ出産後はキャリアを築くチャンスが減ってしまいがち。ライフイベント前にキャリア貯金をしっかりすることをオススメします!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2014年2月25日]