アベノミクス以前から、要職に就く女性というのは存在しました。

そんな女性の中でも、優秀であるにも関わらず出世していない女性、一方、ものすごく優秀というわけでもないのに出世している女性がいます。

その違いはどこからくるのでしょうか。

 

■ あなたは、自分の知らない評価軸で評価されている

筆者自身も、ある経営者の男性からこんな事を言われたことがあります。

「君は、ポテンシャルは高いが、正しい日本語が使えていない。真贋をみる目のない中間管理職からみると、末端のエラーだけで判断されて、はねられてしまうぞ」と。

最初は、何を言われているのかよく理解できませんでした。

クライアントとの関係性も悪くはなかったし、同僚ともうまくいき、特別自分で問題意識を持ったことがなかったのです。多少ボキャブラリーの使い方を間違えたからといって、中間管理職からの大きな信頼失墜につながるとは、到底想像が及びませんでした。

しかしその後、自分の会話を注意深く、時には録音もして一挙一動を振り返ってみました。そしてあるコトに気が付いたのです。

 

■ 社会ルールを無意識に犯していた…?

ひとつの結論として、どうやら筆者は社会にあるべきルールやマナーを、無意識に犯していたのではないだろうかということです。

そのルールというのは、男性社会に存在する暗黙知。おそらく、男性たちの間では幼少時から社会ルールの原型ができていて、誰かに改めて教えてもらわなくても、その中で過ごしていれば誰しも身に付く社会ルールが存在します。ですが女性は、男兄弟がたくさんいたり、もしくは男性ばかりの部活で何年か過ごした等の経験がないかぎり、知る機会はありません。

 

■ その社会ルールとはズバリ

すごく乱暴な言い方をすると、男性社会は、いわば犬型社会なのではないかと思うのです。

つまり誰がトップで、どこが自分のポジションかという認識がまずあり、どうすればそのポジションを上げていけるかよく分かっていて、そのためであれば、たとえ自分がやりたい仕事ではなくても割り切ってやれるところがあるようです。仕事に対しても必要以上のコミュニケーションを避け、自分の等身大より少し大きく見せながら、影で努力してカタチにしていくという傾向があります。

 

対して女性社会は、猫型社会だと思うのです。

組織の関係性は比較的フラット。リーダーという役割の人はいますが、納得した内容でなければ、従わないこともあります。協調性が高く、和を乱す行為を許しません。コミュニケーション能力が優れているため、何往復ものやりとりをして、カタチにしたいという要望があります。

それゆえに、男性から「○○という仕事をお願い」という依頼がきたときに、男性は「わかりました。いつどんなものが必要ですか?」と聞くのに対して、女性は最初から「なぜ、それが必要なんですか?」などの質問をしてしまいがち。女性としては「よりよく行うための質問」が、男性側からすると反発だと捉えられてしまうのです。

 

これは単純な男女の違いです。双方の理解を深め、うまい妥協点を見出していく努力がお互いに必要なのだと思います。

[執筆:マキコ・アサエダ(産後ライフプランナー), 2014年3月10日]