転職や再就職の相談において必ずお尋ねすることは、「なりたい将来像はありますか?」という問い。なぜなら採用担当者は、あなたと一緒に働きたいと感じる理由を、あなたが語る将来像に見出すからです。

それなのに、「じゃあ、在職中の人には将来像あるんですか?」と声を荒げる人も残念ながらいます。あなたの話をしているんだけどな〜と思う反面、確かに興味ありますよね。マイナビウーマンの調査(※)から、考えてみました。

 

■ 3年後に活躍のイメージは19%!

前述の調査の設問は、「3年後に自分が仕事で活躍していることを想像できますか?」というもの。回答者数247名の勤続年数別の割合は、入社1~3年目が22.5%、入社4~7年目が47.7%、入社8~10年目以上が30.7%。なんと、彼女たちの81%が設問にNOと答えています。

 

■ Noに見る傾向

Noと答えた理由から、以下の傾向がうかがえます。

  1. 結婚や育児など、ライフの行方に関心が高い
  2. 会社の業績や社風、雇用形態などが気になる
  3. 仕事上の自分に自信がない、意欲が失せた
  4. 3年後の自分像に見当がつかない

回答者の年齢は、30代半ばくらいまでの様子。ということは、未婚既婚を問わず、生活スタイルに変化がある、ありそう、あってほしい! と希望があるから、今はNoでも仕方がない。

 

……本当にそうでしょうか?

 

■ Yesのカギは、自分の人生軸を定めること

Yesと回答した理由または願望は、「デキる女になっていたい」「常に上をめざす!」「出世街道ひた走り」と、目指すイメージが明確にあったり、「今よりも余裕アリな予感」と楽観的だったり。彼女たちには、「仕事とともにある人生」を明確に描いているのでしょう。

一方、Noと回答した項目2〜4に該当する人の根底にありそうなのは、「仕事とともにある人生にしたいのか、そうではないのか」が曖昧な気持ち。どちらの人生でもよいのですが、軸が定まっていなければ、どの方向に向かって一歩を踏み出せばよいのか、わからなくて当然です。

 

筆者のアラサー友人は、そこそこ働けば十分というタイプですが、出会いを求めて婚活サービスを利用し、1年後に結婚式を挙げました。新年度を迎える今こそ、人生軸を定めて、実現のための一歩を踏み出しましょう。キャリア相談では、人生軸を定めることもサポートします。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2014年3月25日]

 

【参考】
『マイナビウーマン』2013年12月20日「3年後、自分が仕事で活躍していることを想像できる?ーいいえ81%」