2015年4月から、「子ども・子育て支援新制度」がスタートします。まだ市町村では全容が広報されるのは夏以降としているところが多いようですが、利用者側は「こんなはずでは!」ということにならないように、情報収集し、打てる手は打っておきましょう。

 

■ 新制度における保育園案内の広報は夏以降に

筆者が複数の自治体にヒアリングしたところ、新制度は自治体の条例の決議により、一般市民への広報は夏以降にずれ込む模様です。

ある自治体は、例年だと新年度4月入園向けの保育園案内は7月末には完成になるようですが、今年は新制度を反映しての制作なので夏~初秋になる可能性があるとか。申し込み時期はそんなに大きくは変わらない方向で、申し込み方法も当面は混乱のないように旧制度をなぞらえたものになるということです。

 

■ 新制度では認可外が少なくなる?!

新制度施行後は、今まで認可外扱いだった家庭的保育室は認可扱いになり、首都圏で多く展開されている認証保育室(小規模保育室)のなかにも、認可保育園に経営転換するところが出てきます。転換した園についてはほかの認可園同様、市町村の窓口に申し込むことになります。

そのため、今まで認可保育園の前に入所申し込みを行っていた認証保育室が少なくなる可能性があります。今までは預け先の確保であったり、認可園の保険として申し込みしていた認証保育室(小規模保育室)が少なくなる事態が予測されるので、どの園が来年度に転換するかは、夏頃までに見学も兼ねて問い合わせてみるとよいでしょう。

どちらにしても例年より混乱が予想されるので、申し込み時期になってから「こんなはずでは!」ということがないように、夏くらいまでに地域や通勤経路の保育園は複数チェックしておきましょう。夏以降に市町村で新しい制度における保育園の申し込みについての広報も始まる予定なので、要チェックです。

保育園探しのノウハウや保育園入園後の生活については、拙著『まるごとわかる保育園』(※)を参考にしてみてください。

[執筆:小倉 環(キャリアカウンセラー), 2014年4月23日]

 

【参考】
※ 小倉環, カツヤマケイコ (2014)『まるごとわかる保育園』自由国民社
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の呼び名ですが、一般的ではないので、本記事では「保育園」と記載しています。