連休が明け、「新入社員のお守りが面倒だな」とか「わかってんの?!」などと思うことも、正直ありますよね。とはいえ匙を投げるわけにはいかないし、あなたも以前は新入社員だったし。

『日経ウーマンオンライン』(※)によれば、Q&Aサイト大手の『OK Wave』が、新入社員と思しき人々からの質問内容9年分を分析。この時期の新入社員のココロを見てみましょう。

 

■ 新入社員の悩み、ピークは6月

前述の調査によれば、この時期の質問には「先輩」「上司」「仕事」という言葉が多く使われ、質問数のピークは6月だとか。その理由として、次の2つを考えてみました。

1. 企業によっては、2か月の集合研修が終わり、配属先に一人もしくは少数で配置されるのが6月。周囲に相談できる人がおらず、不安や疑問を抱える。

2. 早々に配属されている場合。先輩に仕事を教わりながらも、うまくいかないことも当然あり、仕事の適性に自分で悩み始める。

だとすれば、月曜朝に「どう、週末はゆっくり休めた?」とか、ミスした時に「うまくいかなくても当たり前だから、ドンマイ!」などと、声がけしてやりましょう。あなたが、温かい目で彼らを見守っていることを、おおらかな態度で、こまめに伝えるのです。それによって、彼らに安心感が生まれ、悶々とした状態から抜けることができるでしょう。

 

■ 新入社員による退職相談も、ピークは6月

前述の調査によれば、「退職」についての質問も6月がピーク。仕事を辞めたい理由は多い順に、体調不良、パワハラ/いじめ、長時間労働です。

つい最近まで学生だった彼らが、会社という未知の世界で、不調になるほど気力体力を使っている様子がうかがえます。

20年以上も昔ですが、筆者は連休明けのとある出勤日、今日はもう帰っていいよと言われ、ローッカールームの辺りでスキップをしたことがあります。席が30mは離れていたはずの課長から、見えていたとも知らずに(汗)。「大丈夫かなぁ」と心配されたと、後に聞きました。

 

緊張で慣れないことだらけの8時間、またはそれ以上を過ごすこと自体が大変なこと。さらに、業種や社風によっては当たり前の「ボヤボヤしない!」なんてキツイ言葉が、耳慣れず、ココロに突き刺さる可能性もあります。

甘やかしは不要ですが、まだ最初の3ヶ月です。3ヶ月持てば一年持つと昔から言われており、実際に、調査によると「退職」に関する質問数は、12月になれば6月のざっと9分の1に減ります。そうなれば、あなたの苦労も報われるというもの。ちょっとした異文化理解だと思い、新入社員を見守ってあげましょう。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2014年5月15日]

 

【参考】
『日経ウーマンオンライン』「今の時期、新入社員が悩んでいること」2014年4月22