独身だった頃、ガールズトークの定番といえば恋の話。どんな人がタイプだとか、結婚するならこういう人がいいとか。

さて、あなたは恋愛対象と結婚相手は別物だと考える方でしょうか? 実は心理学を参考にすると、「恋愛は似た者同士」「結婚は正反対の者同士」のほうが相性がいいと言えるのです。その理由をご説明しましょう。

 

■ 恋人なら「似た者同士」がいい

「マッチングセオリー」という言葉を聞いたことがありますか? 結婚相談所のデータなどでも裏付けされているらしいのですが、要は「人間は、自分と釣り合いのとれる相手を好きになる傾向がある」という説。

本人が意識せずとも、外見や趣味や考え方などが似ている相手を、恋愛対象として選び、好ましく思っているのだそうです。

 

■ 結婚相手なら「正反対同士」がいい

ところが、結婚相手となると話が変わってきます。アメリカの心理学者ウィンチが、25組の夫婦を対象に行った調査によれば、関係がうまくいっている夫婦は正反対の性格同士であることが判明しています(※)。

例えば、支配的と服従的な性格の組合せ。世話好きと甘え上手、など。反対の性質の者同士がお互いに補い合う関係を“相補性”といいます。ノロケなのか何なのか、「ウチの旦那は子どもみたいなの~」と嬉しそうに語る世話好きな奥様に、一度は遭遇したことがあるのではないでしょうか。

 

前述は25組の調査なので、サンプル数が少ないのでは…という気もしますが、筆者の周囲の幸せそうな夫婦を思い出してみると、たしかに正反対の組合せのご家庭が多いようです。逆に、大変そうなのは似た性格。例えば、ひとつの家庭に「俺についてこいタイプ」は二人も要らないですし、夫婦とも几帳面で整理整頓好きの家庭には緊張感が漂うのではないでしょうか。

とはいえ、ここで述べられているのはあくまで性格・性質的なもの。毎日一緒に暮らすのだから、趣味や食事やインテリアなど、「嗜好」は似ているほうがストレスは少ないはず。そして何より、共に人生を楽しめると思うのです。何に重点を置いて結婚相手を選ぶかはあなた次第。ベストな結婚相手に巡り合えるといいですね。

[執筆:嘉納 夢子, 2014年6月26日]

 

【参考】
※ 渋谷昌三(2007)『面白いほどよくわかる! 心理学』アスペクト