「アイディアや経験を活かして、家族も大切にできる働き方を考えたら、起業に行きつきました。何から始めたらいいですか?」というキャリア相談が増えています。確かに、働く時間や量を自分で選べるなら、起業は魅力的です。

まずは既に起業した人の話を聞けると良いのですが、出会うチャンスはそう多くないですよね。「WOMAN EXPO TOKYO 2014」での、3人の女性起業家によるパネルディスカッションの記事(※)を参考に、起業への踏み出しかたをみてみましょう。

 

■ アイディアを話す

パネルディスカッションに先立ち開かれた基調講演で、とある教授が語ったところによると、「自分でものごとを決めることは、気持ち良くうれしいもの。ただ、取引相手は既存社会で、自由にできることばかりではない。その難しさや覚悟を理解して」とのこと。

起業の最初の一歩は、自分のアイディアを取引相手に見立てた第三者に話すこと。肯定的な感想やアドバイスばかりとは限りませんが、財産だと思い大事にしましょう。

 

■ 自分のやりたいことを突き詰める

大変さを乗り越えたからこそ語った、3人の起業家による応援メッセージは次のとおり。

  • 万人に響かなくてもいい
  • 独自性を突き詰める
  • 自分を信じて歩みを止めない

つまり精神論なのね、と思ってしまいそうですが、上の2つは本気で「好きや得意」を仕事にするなら重要なこと。あなたの商品やサービスにお金を支払ってくれる人を見つけるために、経営学で研究された、あるいはビジネスの世界で使われている手法を知っておいて損はないでしょう。考え方さえ学んでおけば、後は突き詰めるだけですから。

“起業塾”や“創業支援”という言葉で検索すると、最近は公的機関が主催するおトクな講座も見つかりやすいです。時には、参加者を女性に限定している講座もありますから、試行錯誤も起業の醍醐味だと思って進みましょう。あなたのやりたいことが、きっと実現しますように。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2014年7月7日]

 

【参考】
※ 『日本経済新聞』2014年6月19日「特集 WOMAN EXPO TOKYO 2014」