旭化成ホームズが行なった「年代別 夫の家事・育児関与度調査2014」(※)によると、30代男性の家事参加の割合が、他の世代に比べてもっとも高いことがわかりました。中でも、料理や洗濯、掃除、育児などの家事全般にまんべんなく関わる「スゴカジパパ」の割合は35.0%で、60代の11.1%を大きく引き離しています。共働きが当たり前の世の中になり、家事や育児は家族みんなで分担するという価値観が定着してきてきたことが背景にありそうです。

 

■ 育児はするが家事は苦手な「チョイカジパパ」が多数派

とはいえ、同じ30代のなかでみてみると、この「スゴカジパパ」の存在はまだまだ少数派。全体の半分近くを占めるのは「チョイカジパパ」と呼ばれる、育児には積極的に関わるけれどそれ以外の家事への関わりが少なめな夫たち。料理、洗濯、掃除から育児まで積極的かつマルチにこなすスゴカジパパに比べて、チョイカジパパは料理と洗濯に苦手意識がある人が多く、働く妻のために家事を手伝いたいのはやまやまだけれど、経験の少なさに加え労働環境なども重なってなかなか思うようにできていないというのが現状のようです。

 

■ チョイカジパパはダメだしに弱い?

苦手ながら善かれと思って家事を手伝ったのに、文句を言われてしまってはモチベーションが低下してしまいますよね。同調査によると、「家事をしたときに文句を言われる」と回答するチョイカジパパが約5割に上っています。ただ、一方で「夫の家事に対して文句や不満を言ってしまう」と回答する妻は3割以下と、両者の間にはちょっとしたギャップが…。妻にとってはダメだしのつもりではなくても、夫はそう捉えている場合があるのかもしれません。コミュニケーションのズレを防ぐことがよりよい恊働体制をつくる要といえそうです!

 

■ 褒めて伸ばす! がスゴカジパパ育成のコツ

チョイカジパパにとって苦手意識が強い料理や洗濯といった家事分野。これを克服して戦力化できれば、フルタイムママの負担はぐっと減るはず。そもそも家事参加意欲はスゴカジパパにも劣らないことを考えると、彼らのモチベーションをどうアップさせるかは妻次第なのかもしれません。「家事をすると褒められる」と感じているスゴカジパパが多いということもあり、「褒めて伸ばす」ことが夫の家事参加を促す一つのポイントといえそうです。まずは、手伝ってくれる夫に「ありがとう!」「助かるよ!」「さすが!」などのポジティブな言葉を投げかけてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、筆者が日ごろから心がけていることとしては、相手に何かを頼むとき、「もし時間があれば○○してくれたら嬉しいな〜」とやんわりお願いすること。そして素直に「嬉しい」という気持ちを伝えています。意外と効き目ありですよ!

 

いかがでしたか? 子育て中のカップルはもちろん、今はまだ子どもがいないDINKSの皆さんも、家事の夫婦恊働にぜひ役立ててみてくださいね!

[執筆:渡辺さちこ(「妊きゃりプロジェクト」主宰), 2014年7月14日]

 

【参考】
旭化成ホームズ株式会社 ニュースリリース2014年7月11日「30代共働き夫婦の家事分担の実態と意識についての調査を実施」PDF