幼い頃、おばあちゃんに可愛がってもらった、おばあちゃん子だった人いますよね。同居していなくても、離れて暮らす祖母の家に滞在するのが夏休みの恒例行事。温かい手料理でもてなしてくれ、帰るときは門のところで見送ってくれた寂しそうな顔の祖母。

でも、子供ながらに不思議に思ったことがある場合も。決して祖母の家に泊まらずに、子供だけ残してそそくさと帰っていく母親。出迎えてくれたときの笑顔が消え、固い表情の祖母。二人の間に漂う微妙な緊張感。 大人になった今でも、祖母、母親の関係は変わらず、間に入って苦しむ娘達がいます。

 

■ 祖母と母の冷たい関係

母娘問題というと、親子だけがクローズアップされるようですが、実は祖母も含めた三世代にわたる関係が複雑に絡み合うことがあります。実際、筆者のカウンセリングルームに相談に来られるクライアントの中で、祖母と母親の仲が悪い、絶縁という状態はそんなに珍しいケースではないのです。

例えば、父方の祖母にはかわいがってもらったけれど、母方の祖母とは疎遠でほとんど会わないとか、たまに遊びに行くと祖母が自分の娘(クライアントの母親)を悪く言うため、孫として居づらくなるなど状況は様々です。 長年にわたり母親から祖母の悪口を聞かされ、「おばあちゃんは嫌な人」と思い込んでいたけれど、接してみたら母親が言っていたのとは別人のようだったという人もいます。

 

■ 祖母との仲の良さを嫉妬する母

相談に来られてとくに困っているクライアントの場合は、同居または祖母が近所に住んでおり、母と祖母が一緒になることが多いケースです。

祖母と孫娘の仲がよくて、母親が嫉妬し怒りを娘にぶつける。または祖母と母親が口喧嘩を始めると娘を味方にしようとするので、小さないざこざでもあっても巻き込まれてしまい、疲れ果ててしまう。このような状況では、どちらに味方することなく中立を守り通した方がよいでしょう。一方の肩を持てば、片方から恨まれます。なるべく避けたいのは、両者の仲を取り持とうとすること。祖母と母親のバトルは今に始まったわけではありません。冷たいようですが静観するのが一番です。けれども、喧嘩がおさまったらその後は、二人それぞれ別の場所でフォローの言葉をかけてあげましょう。「おばあちゃん、大丈夫?」とか「ママの気持ちもよくわかるよ」など。

それでも、あなた自身ストレスが溜まったら、兄弟姉妹、あるいは親戚などで頼れる人に相談する、またはカウンセリングなどを利用する手もあります。くれぐれも、自分だけで重荷を抱え込まないようにしましょう。

[執筆:真香(母娘問題カウンセラー), 2014年7月26日]