女性なら誰しも、一度はダイエットに取り組んだことがあるのではないでしょうか。そのダイエットは成功しましたか? ダイエットの成功には、「意志力」が必要です。

『スタンフォードの自分を変える教室』で有名なケリー・マクゴニガル教授の著書(※)から、「意志力」をテーマにダイエット成功のヒントを考えてみました。

 

■ 肥満は感染する!?

ケリー・マクゴニガル教授によれば、良い習慣も悪い習慣も、人から人へ感染するそうです。著書で紹介されている研究事例では、友人が肥満になった場合に自分も肥満になる確率は、171%増加することが判明。肥満だけではなく飲酒や喫煙などについても、親しい間柄の人間関係においては、“悪い方への誘惑”に流されやすいとのこと。

友人がデザートを追加したから、つい自分も。もちろん今日だけのつもりだけど……。そんな体験は、筆者も山ほど心当たりがあります。

 

■ ソーシャルプルーフにご注意!

“悪い方への誘惑”について、とくに親しい人間関係においては「ソーシャルプルーフ」の影響にもご注意を。ソーシャルプルーフとは、「社会的証明」という心理学用語のひとつで、「他人がとる行動を正しいと思い、自分も同じ行動をとったほうが賢明だという判断をすること」を意味します。さらに親しい人の行動であればいっそう、意識的であれ無意識であれ、自分も同じ行動をとってしまいます。

思い当たりませんか? 友人がコーヒーを飲み始めたら、自分もコーヒーを飲みたくなる。友人の怒りに同調して、自分も怒りでヤケ食い……。

 

■ダイエットを成功させるためには?

ここまでご紹介したことから、ダイエット成功のためには、親しい人たちの協力が欠かせません。あなたがダイエットする期間は、友人も一緒にダイエットしてもらうのが理想的ですが、それが無理なら、事情を話して一時的に会わないという選択も。それで友人が怒ったり理解を示してくれないなら、残念ですが、友人関係を見直す必要があるかもしれません。

最後に、もちろん家族の協力も大切です。ダイエットすると宣言し、自宅には高カロリーのもの、甘いものは一切置かないようにしてもらいましょう。一緒に暮らす家族の行動は、友人以上にあなたに影響を与えますので!

[執筆:菅野彩子, 2014年8月12日]

 

【参考】
※ ケリー・マクゴニガル(2012)『スタンフォードの自分を変える教室』大和書房
※ ケリー・マクゴニガル(2014)『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』大和書房