第一三共ヘルスケアのHP(※1)によれば、緊張型頭痛や片頭痛ともに、男性より女性のほうが有病者数が多いそうです。もしもの時のために、頭痛薬を常にバッグに入れている女性の方も少なくないのではないでしょうか? 実は筆者もその一人です。ところが、『東洋経済9月14日号』(※2)の記事で、薬剤師・栄養学博士であり国際感食協会理事長でもある宇多川久美子先生が指摘するには、頭痛薬を飲み続けると免疫力が低下するとのこと! どういうメカニズムなのでしょうか?

 

■ そもそも、頭痛の原因とは?

宇多川先生によれば、ズキズキ・ガンガンという痛みのある頭痛は、頭部の血流がいつもより多いことが痛みの原因になっているそうです。脈打つような痛み…と表されるのは、まさに血流が影響していたのですね。頭痛薬は、この血流を抑えることで痛みを消しているのだそうです。

 

■ どうして免疫力が低下するの?

“血流を抑える”という薬の効果が曲者です。なぜなら、頭痛薬は頭部のみに作用するわけではなく、血液にのって全身に行き渡ります。その結果、全身の血流を抑える、つまり全身の血流が悪くなるのです。血流が悪くなると体温が下がり、体温が下がると免疫力が低下します。

 

■ 低体温が不調を引き起こす!

頭痛薬を常用している人の中には、血流の悪さから低体温になっている人も多いのだとか。オムロン『女性のカラダ基礎知識』(※3)によれば、一般的に36度未満の体温だと「低体温」とされ、むくみや冷え症、月経痛や月経不順などを引き起こすこともあるというから、要注意です!

 

そのほか、頭痛薬の効果が切れることで、抑えられていた血流がより増加して頭痛がひどくなることもあるそうです。初めは軽い痛みだったはずの頭痛が、頭痛薬を飲むことでさらなる不調の原因になるかもしれないなんて、怖いですね。安易に薬に頼らず、肩こりや目の疲れを放置しない、日常でストレスを適宜発散するなど、うまく自分の体と付き合っていたらと思います。とはいえ、多忙な毎日にはそれすらも難しいのですけどね……!

[執筆:嘉納 夢子, 2014年9月10日]

 

【参考】
※1. 第一三共ヘルスケア『頭痛、生理痛に。「ロキソニンS」公式サイト』「女性と頭痛の深い関係」監修/慶應義塾大学医学部内科(神経)教授 鈴木則宏先生
※2. 『東洋経済』2014年9月13日号「薬が病気を作るは本当だった!」
※3. オムロン ヘルスケア株式会社『女性のカラダ基礎知識』「低体温について」