この調査結果は衝撃的! 『マイナビウーマン』記事(※1)によれば、働く男女の36.8%が、上司のほめ方に対して「やや不満」「不満」なのだそうです。その理由の最も多いものは、「口先だけで褒める」でした。上司には、そんなつもりは毛ほどもないのかもしれませんが、残念です。

記事によれば、1ヶ月以内に上司から褒められた人の6割強が、同じ期間に同僚や後輩を褒めているとか。褒め言葉が職場を円滑にしている様子がうかがえます。褒め言葉を職場で循環させるためにも、口先だけにならない褒め方のコツをお伝えします。

 

■ 相手の変化を伝える

あなたは、躊躇せずに誰かを褒めることができる方ですか? 自分の表現力に、割と自信を持っている方ですか? そうだとすると、あなたは周囲から頼られるしっかり者、自覚もお持ちではないでしょうか。

自信のある態度は素敵。けれど、人間関係において気が大きくなっている可能性があります。相手をおだてるかのように褒めていないか、安易に助言していないか、振り返ってみましょう。もしそうだとしたら、相手に余計な勘繰りをさせ、いずれ煙たがられてしまうかもしれません。相手のどこが変わったのかを具体的に伝える、それだけで実は、「承認」という一種の褒める行為なのです。

 

■ 感謝の気持ちを表情でも伝える

大事なことは、言葉と表情が一致していること。相手のサポートが、あなたに良い結果をもたらしたのなら、「ありがとう、おかげで助かった」。このような短い言葉でも良いのです。心から感謝した気持ちを伝えるなら、あなたはきっと弾ける笑顔になっています。これも相手を「承認」する行為。

ほめる時、「上手」「良い(good)」などと相手を評価する表現を使うことがあります。使っていけないことはないし、もっと上を目指そう! と意欲に火をつける効果も期待できます。ただし、相手がそのように変わるのは、普段から相手を承認・イイと共感(nice)しているからこそ。まずは承認から、やがてあなたの職場が活気のあるものになりますように。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2014年10月16日]

 

【参考】
※1. 『マイナビウーマン』「上司のほめ方が不満な理由1位「口先だけでほめる」」2014年5月20日