そろそろ各市町村で平成26年4月の保育園入園の一斉受付が始まりますね。「どうすれば、保育園に入れるんだろう…」と不安になっている育休ママさんが多い時期ですので、今回は子どもの預け先を確保するヒントをお伝えします。

 

■ 園庭の有無にこだわらない

大抵のママが「認可保育園に入れたい…」と思う気持ち、よくわかります。保育料の安さや国が定めた設置の基準、園庭があるなど、ハード面や経済的メリットを感じられることが認可保育所には多いです。

しかし認可保育所、認証保育園所、幼稚園と子どもの預け先をくまなく経験している筆者としては、経済的メリットや3歳児以降の転園の心配の有無を除けば、0~2歳の子どもには、東京都の認証保育所のような駅前型保育所や小規模保育室(保育ママ)のほうが子どものためにはむしろ良い環境だと思っています。

その理由は駅前型認証保育所、小規模保育室は園庭がなくとも、近くの公園を園庭代わりにしているからです。日替わりで様々な公園に行けるので、子どもは毎日違う遊具で様々な体の筋肉を動かしたり、外遊びの環境に触れることができます。毎日の外遊びも目の前の園庭に出て遊ぶだけと、公園に行くために長い距離を散歩したのちに公園で遊ぶのとでは、運動量が明らかに違います。また小規模な保育所は、家庭的な保育を目指しているところが多く、保護者と保育士さんとの距離が近く、一緒に育てている感覚が味わえます。

駅近くで園庭があるという好条件の認可保育所はそれだけで申込者が殺到します。もし少しでも入園申し込みの順位を上げたいということであれば、園庭の有無にはこだわらないというのも保育園を確保する上で戦略の一つになります。

 

■ 認証保育所・小規模保育室をくまなく見学、申し込む

前述した東京都の認証保育所は住んでいる区市町村に関係なく申し込みが可能です。それに入園の審査基準も、近年は申し込み順や志望度(単願・併願)、子どもの預け入れ月齢や保育時間などによって、相対的に判断する保育所が増えています。認可保育所の申し込み前に認証保育所の受付は開始されていますので、住んでいる地域の認証保育所だけではなく、通勤沿線の認証保育所も押さえで、申し込んでおくとよいでしょう。

認証保育所に入るためのテクニックにつては諸説ありますが、王道は一つでも多く見学して申し込むことです。
東京都の方はご自身の住んでいる市町村以外の認証保育所を探したい場合は、東京都の福祉保健局のホームページにも一覧が記載されていますので参考にしてみてください。

 

育休という赤ちゃんとの大切な時間を保活に費やす……という悲しい言葉をよく聞きますが、預け先の確保が安心してでき、ママが笑顔で働ける社会になるために筆者も応援していますので、一緒にがんばりましょうね。

保育園探しのイロハがわかり、入園後の両立生活のヒントなどが満載の拙著『まるごとわかる保育園』も、ぜひ参考にして、復職までの赤ちゃんとの生活を楽しんでください。

[執筆:小倉 環(キャリアカウンセラー) , 2014年10月24日]

 

【参考】
東京都福祉保健局「東京都認証保育所一覧」
小倉環・カツヤマケイコ(2014)『まるごとわかる保育園』自由国民社
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」という記載も使用しています。