現在、フジテレビ系で放送中のドラマ『ディア・シスター』(※1)は、姉役に松下奈緒、妹役に石原さとみという人気女優が起用されています。堅実で真面目な姉に比べ自由奔放な妹とのギャップが面白く、二人が影響しあい変わっていく様がこのドラマの見どころでもあります。

姉妹というと買い物も一緒、悩みも母親に話すより理解しあえるなど仲のよいイメージがありますが、反対に嫉妬やライバル関係といったマイナスの部分が強調されることもあります。フィギュアスケーターの浅田真央選手と姉、デザイナーとして有名なコシノ三姉妹にも確執があったと言われています。

 

■ 統計によると、姉妹間で仲が悪いのは7%

サンケイリビング新聞社が行った家族関係に関するアンケート(※2)によると、姉妹との関係について「仲がよい」「とても仲がよい」と回答した人は50.6%、約半数にのぼります。一方、「あまり仲がよくない」「仲が悪い」と答えた人は7%。この数字を見る限り、仲がうまくいっていない姉妹は少数といえるかもしれません。

しかし、母娘関係改善カウンセラーの筆者のところに来られるクライアントの大半は、母親だけでなく姉妹関係についても悩んでいる人が多いのです。

 

■ 姉妹に仲違いさせるように仕向ける母親

姉妹間に関する相談で一番多いのは「嫉妬」です。姉妹にとって、学歴や収入、親からの愛情や結婚相手に至るまで全てが競争、比較の対象になります。しかし、こうしたケースには母親が関わっている可能性が高く、ある共通性が見られます。それは母親が娘達をコントロールする傾向があることです。

このような母親は姉妹の結束を嫌がり、仲違いさせるために画策します。例えば、片方を贔屓しもう一方の自尊心を低下させたり、姉または妹が悪口を言っていたという嘘をでっちあげ片方に伝える。こうして姉妹同士の信頼を失わせ、母親だけを頼るように仕向けるのです。

 

このようなケースの姉妹は、結婚や仕事で実家を出るとしばらくは疎遠の状態が続きますが、何かをきっかけに母親の嘘がばれたりすることがあります。もし現在、姉妹のことで悩んでいるのであれば、二人だけで話し会う機会をつくるべきです。今までにあった状況を思い浮かべ、そのときどんな気持ちだったか率直に伝えることで分かりあえるようになる可能性があります。それでもまだ確執があるならば、二人で一緒にカウンセリングを受ける方法もあります。第三者を交えることで、感情的にならず自分の気持ちを話すことができるようになるのです。

[執筆:真香(母娘関係改善カウンセラー), 2014年11月5日]

 

【参考】
※1. 『ディア・シスター』フジテレビ系
※2. サンケイリビング新聞社『OLマーケットレポート』「仲がいいのは父親?母親? 働く女性の家族との関係」
※写真:(c) ericro/123RF.COM