子ども・子育て支援新制度の導入によって、来年4月の保育園入園に向けた一斉申込の開始日が遅まった自治体も多かったようです。今年の認可保育園の申込みは、方向性が見えない部分も多々ありそうですが、実は認証保育園も大きな動きがありそうです。

 

■ 東京都の認証保育園は認可保育園になる可能性が!

認証保育園とは、国の基準よりも全体的に緩い基準の園ですが、都が認めている園になります。そのため分類は認可外保育園となり、認可保育園ではありません。認可保育園の場合は、役所に申込みをして園が割り振られることになるのですが、認証保育園の場合は直接、園に申込みをすることになります。

認証保育園における子ども達の人数は30人程度。0歳児~5歳児クラスまでありますが、認可保育園に入れた場合は転園をする子どもが多いため、0歳から5歳までずっといることはほとんどありません。転園の理由としては、金額面で認可園よりも高かったり、園庭がなかったりするためです。

立ち位置として中途半端になってしまっている認証保育園ですが、実は新制度をきっかけに、認証保育園が認可保育園になる可能性があるのです。今年は、新制度の中身が決まるまで申込受付をしなかった認証保育園もありましたが、認可保育園になろうとしていた背景があったとつい最近わかりました。

 

■ 認証が認可になるなら、保育園が増えるの?

認証保育園が認可保育園になるため、認可保育園の数は増えます。認可園が増えるということは、基準もしっかりしたものになりますし、利用料金も安くなる可能性が高くなります。

しかし、保育園の数が増えるのかは疑問です。

今まで認証保育園として活動していた園ですから、認証が認可になっただけです。結果として保育園の数は変わらない状態です。認可保育園が増えることは嬉しいですが、保育園の総数が変わらないのであれば、待機児童の解消にはもう少し時間がかかりそうです。

 

新制度が落ち着くまでは、まだ時間がかかりそうです。情報はすぐに拾えると思うので、アンテナを張って、他の人よりも半歩でいいので先を行ってほしいと思います。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2014年12月4日]

 

【参考】
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。